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「接受」とは

「接待」ではない

陛下の外国要人との会見 ( 御引見 ) について、ネット界では波が収まらないようですね。

会見の直前に、中国側が鞘 (さや) を納めたのに、小沢さんがごり押ししたとか、当日は、大切な宮中祭祀 ( 賢所御神楽の儀 ) があったとか・・・などという報道が新たに加えられると、右翼の動きも不穏を増し、それに連動して小沢さんの警護も増していると伝えられています。

ところで、毎年のように陛下の国事行為が話題に上ります。
陛下のご健康問題が端を発していると思いますが、それにもかかわらず、毎年、国事行為をはじめ、お仕事の量が増していることが問題になっています。
今回は、要人との会見「国事行為」なのかそうではないのかという問題が、改めてクローズ・アップされました。

さらに、これに加えて、党の一役員が陛下を「政治利用した」という疑いが持たれ、陛下を敬愛する人の腹の虫が収まらないようです。

ところで、今回の陛下と中国副主席との会見は‘着席’して行われました。

憲法で言う、外国の大使や公使との「接受」とは、着席しないで 終始立ったまま行われます。
そのとき、付き人も立ったままですが、これを「侍立」 ( じりつ ) といいます。

実際に、「侍立」された経験のある人のブログを紹介します。←

そういう具合ですから、今回の中国の副主席との会見は、「接受」ではありません。
「接受」とは、「信任状捧呈式」で文書を受理することです。
つまり、この国事行為の場合は、外国の大使が赴任したり離任する時のその旨を伝える「公式文書」を受理することが目的ですね。
そこで行われる「拝謁」とか「接見」などとは、「接受」に付随したものです。

しかし、「会見」「接受」との大きな違いは、「馬車」です。
以下、宮内庁のホームページを引用します。Photo

<信任状捧呈式の際の馬車列>

信任状捧呈式の際,東京駅から宮殿南車寄までの約1.8キロメートルの間を儀装馬車によって新任の外国大使を送迎しています。
新任大使の送迎に馬車を使用している国は,世界的に見ても英国やスペインなど数か国ですが,わが国の場合,自動車より馬車を希望する大使が多く,国際親善の実を挙げています。
大使の送迎に使用する儀装馬車は,二頭曳き座馭式(ざぎょしき)と呼ばれ,そのほとんどが明治の終わりから昭和の初めに製造されたもので,美術品的価値も有しています。
馬車列は,天皇陛下のご即位や皇族方のご結婚などの皇室行事にも使われます。

陛下の「国事行為」とか「公的行為」を話題にする時は、こうしたことも知識として加えておくとよいですね。

【付記】

海外の信任状奉呈式の様子を記したブログもあります。これを見ると、日本は丁寧ですね。

Photo_2 左は、陛下のお仕事。こんなにたくさんのお仕事があります。やはり、主なお仕事は、人とお会いになることです。そのために、事前に勉強されて、正確な情報を得てからお会いになられます。( 表は、毎日こども新聞、陛下のお仕事より)

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皇室」カテゴリの記事

コメント

大変勉強になりました ◎

投稿: 佐為 | 2009年12月20日 (日) 09時26分

佐為さまより、二重丸を頂き、嬉しいです。

投稿: あらま | 2009年12月20日 (日) 15時10分

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