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換気扇の音

耳を澄ませば

Photo 秋の夜。この時間には、コオロギなどの虫の音が、心地よく聞こえてきます。

さらに耳を澄ますと、時計の秒針の音、そしてパソコンの冷却ファンの音に気がつきます。
普段の昼間では気がつかない音たちです。

ところで、昼間の工場の中は喧騒です。実に、さまざまな音が聞こえてきます。
機械のモーター音。切削する音。
そのさまざまな音を聞き分けるのも、小生の仕事です。
モーターのうなりで、機械の調子が分ります。
金属を加工する時の音で、加工の具合が分ります。
そうした音を聞き分けて、適切に処置をします。

さて、今朝のことでした。
会社に到着して、電源を入れると、ガラガラと大きな音がしました。
今まで聞いた事のない音です。ベアリングが割れたような感じです。
異音は敵です。その敵の在り処 (ありか) を突き止めなければ成りません。

ところが、何処からの音なのか分りません。
音はしても、機械の具合も、切削状況も、異常ありません。

昼休みになり、全部の電源を落として調べました。
ガラガラ音が、ダンダンと遅くなりながら止まりました。
その様子から、機械の換気扇から出た音だと気がつきました。

ただ、この換気扇は、機械の内部に組み込まれているので、外から見ただけでは分りません。
仕方がないので、機械が止まる夕方 6時まで待って、それから機械を分解しました。

すると、にまみれた ファン ( 羽 ) が現れてきました。
そのファンを掃除して、再び取り付けて回してみました。

ブーン という静かな音に戻りました。

たった埃を取っただけで、あのガラガラ音が消えたのです。
逆に言えば、あの埃が、ガラガラ音を発生させていたのです。

長年、現場に居ましたが、こんな経験は初めてでした。

そういえば、以前、家の冷蔵庫から同様な音が聞こえたことがありました。
その時も、スグには原因が分りませんでしたが、冷蔵庫の下にあるモーターを空冷するファンが埃まみれでした。
それを掃除したら 無音 になり、驚いたことを思い出しました。

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コメント

40年前 入社間もない私に職長が夕方の点検方法を教えてくれました。
早く電源を確認して帰りましょうという私に、耳を澄ませて聞けといいました。
音を聞いてそれから工場内を点検しました。
いやあ、なつかしい

投稿: 佐為 | 2009年9月14日 (月) 22時15分

佐為さま、ありがとうございます。
昔は、金属の切削と言うと、ハイス(高速度鋼)で、サラサラと削りました。
その削り音で、どのぐらいの寸法なのか分ったものでした。
ところが、現代はブレーカーの時代。つまり、金属をむしり取って削ります。
そのむしり取った表面はテカテカで、いかにも綺麗ですが、実は、顕微鏡で見ると、ビビッています。つまり、均一な寸法は出でいないのです。
結局、砥石で仕上げるわけですが、そんなことをしなくても、ハイスで仕上げれば、いっぺんに均一に仕上がります。

・・・なんて言っても、わかってもらえる人が少なくなりました。

鉄の温度も、色でわかりましたが、今では温度計です。
でも、温度計が必ずしも正確ではないのですね。
いえ、温度計が正確でないと言うよりも、温度計のセットの仕方が問題で、温度計で正確に測ることは、目視で計ることよりも難しいのですね。
最近、それが見直されてきたことは、ある意味、嬉しいことです。

投稿: あらま | 2009年9月15日 (火) 02時39分

こんにちは。

埃がたまると火事の可能性もありますね。
私の会社ではそれに関してよく注意されます。
だから気がついたら換気ファンの前に付いているフィルターを掃除するようにしています。

ハイスエンドミルは最近ほとんど使わなくて超硬ばかりです。
調質材や焼入れ材、硬い鋳物を削るのがほとんどなので・・・。
でもこういう専門用語をコメントできるのはなんだかうれしいですね。

投稿: まさたみ | 2009年9月15日 (火) 13時11分

まさたみ さま、ありがとうございます。
最近は、金属の切削加工も、部品の精度を保つために、難切削鋼を削る機会が多くなりましたね。
また、熱処理した後の仕上げ加工をすることもあります。
その時にも、超硬とかセラミックスのチップを用いますね。
そんな時は、ハイス では歯 ( 刃 ) が立ちませんから・・・

でも、ニバンの角度を変えて、硬いものでも柔らかい刃物で削ることが出来ます。
以前は、チップやエンドミルで加工できない形状は、こうした成型バイトを自分で作って加工することがありました。
そうして、切削屑が咬まないように、うまく流れるように、‘逃がし’の形状を工夫したものでした。

ところが、現代は、高速加工の時代。ブレーカーで、切削屑 (キリコ) を ちぎり飛ばして高速加工を実現しています。
今ではハイスなんて低速度鋼ですね。

ところで、小生の小僧の頃は、自分で自分の道具を作りましたから、バイトも、自分でロウ付けをしたり、自分の手の形や体の大きさに合せて、キサゲとかササッパなんてものを作ったものでした。

「切削はニバンでする。」
そんな古い時代から生きています。

投稿: あらま | 2009年9月15日 (火) 19時21分

ご無沙汰しております。
似たような経験が・・・。
結婚当初安いアパートへ引越したとき換気扇が変な音がして
見ると、真っ黒く油の塊でしたsweat01
綺麗に油を取り除きピカピカにしてセットすると
音もなく軽やかに回ってました。
懐かしい・・・think

投稿: しーな | 2009年9月16日 (水) 01時52分

しーな さま お元気でありましたか。
油で固まった埃は、落ちにくいですね。
でも、汚れを落とすと スッキリ ! !
それで排気音がなくなるのですから不思議ですね。

さっそく、家の台所の換気扇を拭いたら、ゴー・・・という音が、静かな ブーン・・・という音に変わりました。

定期的に、掃除することが必要ですね。

投稿: あらま | 2009年9月16日 (水) 08時13分

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