政権交代
二大政党、交代の時代か
昨日の衆院選挙で、まるで、オセロ返しのように、自民党と民主党が入れ替わってしまいました。
民主党の得票率は、自民党の 1.2倍。なのに、獲得議席数は、3.5倍にも広がりました。
これは、比例代表制を併用した小選挙区選挙の特色なんだそうです。
現在の、この小選挙区比例代表並立制 ( 選挙区 300、比例 180 ) は、1994年にそれまでの中選挙区制から切り替わったもなんだそうです。
このように選挙制度を切り替えた理由は、中選挙区制では、選挙にお金がかかり、そのために金権政治が台頭し、派閥が乱立し、さまざまな弊害が生じたので、与野党が合意して、選挙制度を大きく変えたわけです。
そして、政党助成金制度を加えることによって、かつての 1/10 の選挙資金で立候補ができるようになり、マドンナ とか チルドレン などと呼ばれる新人候補者が出馬しやすい環境が整ったわけです。
それが、二大政党政治の出現に拍車をかけたことになります。
逆に、二大政党以外の第三極政党が躍進できない制度ともいえ、今回も、共産党や社民党の議席は変わらず、「みんなの党」なども、得票数に見合った議席が得られませんでした。
ですから、小生が期待するような、思想が似通ったものが政界再編制をすることも、この小選挙区制度ではあり得ないわけです。
とにかく、今の選挙制度では民意が増幅されたかたちで選挙結果として現れてきます。
これは、マスコミの効果と共に、極端に政局が振れることになり、その結果、政党政治の失敗が許されない制度だと思います。
つまり、些細な失敗の後に選挙をすれば、容易に逆転されてしまうので、与党が失政した場合、解散しないように任期まで粘りに粘らなくてはならないわけです。それが、今までの自民党と公明党の姿でした。
政治の世界も「一寸先は闇・・・」と、言われています。これから政権を担当する民主党は、いままで自民党が味わってきたようなマスコミの攻撃を受けることになるのでしょうか ?
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