訳のしなおしブーム
簡単に読もう
三年前に、世界的名著 サン・テグジュペリ の『星の王子様』の新訳キャンペーンがあったことを覚えていますか。
翻訳をしなおすと、同じ作品でも、感動の仕方が違うことが分かりました。
そこで、小生が悪戦苦闘している ロシアの文豪 ドフトエフスキーの 『カラマーゾフの兄弟』も、なんとかならないものかと、Wikipedia を開くと、以下の文章がありました。
2006年から2007年にかけては、新訳(亀山郁夫訳)が古典文学としては異例のベストセラーになり話題となった。ただしこれについては、その後、国際ドストエフスキー学会副会長・木下豊房から、余りに誤訳が多いなどの批判がなされた。また、東京大学の教員を対象に行われたアンケートでは、全ての分野の本の中で『カラマーゾフの兄弟』が「新入生に読ませたい本」の1位に選ばれた。
そこで、図書館から亀山氏が訳したものを借りてきて、小生が所蔵している米川正夫氏が訳したものと、少し読み比べてみました。
すると、米川氏の文章は「直訳的」で、亀山氏の文章は「意訳的」であるように思えて、亀山氏のほうが非常に読みやすいのです。
そんなわけで、現在、亀山氏の訳文を読んでいます。
確かに読みやすい。
この『カラマーゾフの兄弟』には、人間の根本的なものが響いてきます。でも、これは、学生時代に読んでおくべき本ですね。
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