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日本は素晴しい ! ! - 2

仕事の取り組み方・・・

たった 2週間の滞在で、その国を語ることはできませんが、その限定した期間中で鍛冶屋という立場から感じたことを書いてみようと思います。

さて、中国の工芸品の芸術的な細工を見ると、中国の技術の深さを感じます。ところが、こと工業技術となるとそれとは違うようです。

つまり、壷とか彫刻など動かない「静物」を作ることについては極限の技術を持っているようですが、「機械」という 動くもの を作ることは中国は苦手のようです。

いままで、航空機、高速列車、工作機械など、多くの製品を中国は模倣してきましたが、それをモノにするまでには、何か大きな壁に当たっているようです。

なぜそうなのか、考えてみました。

まず最初に、文明を否定するような考え方が、内陸部に住む彼らの思考の根底に今でもあるような気がします。つまり、人間の生活を「楽」にさせる「利器」は、人間を堕落させる・・・という古い考え方です。

しかし、さらにモノを「仕上げる」という考え方が、日本人とは違う気がします。

そこで、以前、小生は、カンフー映画を観た時、中国には「師に付く」習慣があると思っていました。つまり、達人に弟子入りして自分を磨く習慣があると思っていました。そうして技を体得して伝承していると思っていました。

しかし、実際に小生が見た限りでは、仕事については契約的で、終身雇用という観念が見受けられません。つまり、仕事ブローカーみたいな組織があるようで、そこから派遣されているようです。そういうわけで、仕事に対する創意工夫が見られませんでした。これは、最近の日本でも言えることだと思います。

これは、以前、日本に派遣された「中国人研修生」でも感じたことです。つまり、仕事に対する責任感が違うのですね。自分の仕事ではなくて、他人の仕事をしているという感じなんでしょうか。

ですから、彼らに任せられない・・・という感情を持ってしまいます。

このことについては、中国の政府でも感じているようで、昨年施行されたという「労働法」にも「終身雇用」を謳っているようです。そうして、社内で人材を育成して、「組立工」だけではなく「仕上工」を育てようと考えているようです。

振り返ってみますと、かつての日本も 今の中国のように、先進国の技術の猿真似をしたことは否定できません。

しかし、日本の技術者は、形を真似るだけではなく、技も盗み、更に創意工夫して、オリジナルを超えたモノを作り上げました。そうして「信頼のブランド」を築き上げてきたと思います。

そういうことに中国は、気がついたようです。つまり、形だけを真似るだけではなく、動くものを作るには、命を吹き込む「仕上げ」という技術が必要だと感じているようです。

どうやら、中国では「国産品」の信頼度を高めるために、行動を起こしているようですよ。

しかし、今のままでは、中国は、絶対に日本に勝てないと思います。

それは、日本の技術者は仕事に妥協しないばかりでなく、陰(かげ)日なたなく、責任を持って仕事をしているということです。

個人的には、日本人も中国人もポテンシャルは変わらないと思います。

しかし、中国が日本に勝つためには、互いの信頼を高めて組織的な運用を確実にすることが必要でしょう。

そうするためには、そうした国民性から改造する必要があると思います。でも、それは容易なことではないでしょう。

もし、中国が、日本の「空洞」を埋めることができたなら、中国は史上最強の国家となるでしょう。

逆に、日本が高度の人材を維持するためには、安易に派遣労働を認めないことだと思います。労働派遣は、日本の「空洞化」を更に促進していると思います。

(これは、あくまでも、技術者レベルでの限定した話です。日本も中国も、腐敗官僚とか食品偽装とかがありますからね。)

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コメント

あらま様
続きを待っております

続編を期待

投稿: 佐為 | 2009年4月23日 (木) 19時32分

佐為さま、あまり期待しないでくださいね。
ただ、予想以上に驚いたことがありましたから、追々つづって行きたいと思います。

投稿: あらま | 2009年4月24日 (金) 16時17分

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