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必要な長寿医療制度

国民皆保険の崩壊

本日、水曜日の『静岡新聞・論壇』欄の担当執筆者は、小生の好きな政治評論家 屋山 太郎氏です。

そこで、本日のお題は「見直し必要な後期医療制度」です。屋山氏の文章を引用しながら、本日はそれを考えてみたいと思います。(下線部分は、屋山氏の文章を引用したものです)

さて、悪名高い「後期高齢者医療制度」ですが、ネーミングが悪かったので、全てが悪いように捉えられがちです。しかし、この制度は、医療費を抑える一点からみれば当然の処置、帰結であって、最後は増税の是非を国民に問うものとなるでしょう。

後期高齢者医療制度が導入されたいきさつを振り返ってみる と、今年3月まで 75才以上の人は「老人医療制度」(老健制度)に加入していました。

しかし、老人が長生きするほど健康保険財政に負担がかかってきたわけです。そこで、現役世代が加入している健康制度を守るために、75歳以上の保険を独立させたわけです。

ところが、本日の『静岡新聞・朝刊』第一面にも、静岡県内の 6つの健康保険組合が解散を検討していることが載っていました。これは、本来ならば切り離したはずの新高齢者医療制度が健保組合財政を直撃したかたちとなっていようです。

これは、新制度が本来の趣旨から離れ、現役世代にも、そして後期高齢者からにも新たな負担を強いるものとなっていたわけです。

そこで、野党四党は老健制度を復活する法案を国会に提出済みですが、元に戻すのが妥当でしょう。

屋山氏は、消費税引き上げと、地方分権の視点に立って、根本から考え直すべきだと、締めくくっていましたが、小生は、総じて金持ちのご老人からご協力いただく趣旨の制度は、必要だと思います。

なぜなら、昨日の参院予算委員会の答弁の中で、麻生首相は国民の 6割しか加入していない現在の保険制度では、国民皆保険であるとは言えない・・・と、認めていました。

したがって、現役世代に頼る老人医療制度を見直すことは、どうしても必要だと思います。

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コメント

えっ!6割しか加入していないんですか?
知らなかった・・・。
どうしてなんだろう?この加入率を引き上げることは難しいんでしょうか???

投稿: まさゆまま | 2008年10月16日 (木) 01時10分

まさゆまま さま、小生も国会答弁でそのことを知り、さっそくインターネットで検索したら、その通りでした。
例えば、弊社も加入している静岡県のトラック協会の社会保険の加入率は 52%。
派遣社員も、社会保険の加入率は低いですね。
さらに、大学生も 20歳から国民保険に加入することが義務付けられていますが、その国民保険料が高いので、親が払えないのが現状です。
したがって、若い世代ほど社会保険の加入率が低いので、老人を支えるなんて、いよいよ無理なんですね。
ですから、老人は独自の保険で賄う必要が生じたようですよ。

投稿: あらま | 2008年10月16日 (木) 08時05分

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受信: 2008年10月16日 (木) 12時16分

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