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怒っている、笑っている

干した洗濯物

小生が出社するなり、「緊急事態だから至急、ハウスに行ってくれ。」と、社長。

なんでも、弊社が出資している介護施設の職員が昨日で辞めたので、今日はそちらのほうを手伝ってくれということらしい。そこで、車の運転から、洗濯という雑用をしました。

たくさんの洗濯物を職員たちは手際よく干していきます。五十肩で、肩が上らない小生は、適当に洗濯物を干しました。

すると入所者のひとりが、小生の干した洗濯物を見て「怒っている」というのです。さらに、職員の干した洗濯物を見て「笑っている」というのです。

なるほど、小生が適当に干した洗濯物は風に揺られてぶつかり合っています。ところが、職員の干した洗濯物は、風に揺られて気持ちよさそうです。その違いを、認知症の老人たちが言ったのだと思います。

どうやら、洗濯物干しでも、技があるようです。

ところで、この施設も、9月いっぱいで閉鎖するようです。仕事がきつい割には、賃金が安い。介護の仕事はどこも行き詰っているようですね。

労働法が変わり、半日勤務でも正職員として扱わなくてはならず、今の介護保険法では、とても正職員を雇うことは不可能です。

もうすぐ この物干し竿から、笑いや怒りが消えてしまうことになります。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

干した洗濯物、
笑っている洗濯物と怒っている洗濯物ですか~。

なんて素敵な表現なんでしょうlovely

私のは いつも怒ってる かな???

施設が閉鎖されると、そこにいらっしゃる皆様は
どーなるのでしょうか?

認知症の方々にとっても、ご家族にとっても
施設の方々にとっても、介護保険法って
一体何なんでしょうねぇ。

今介護をなさっていらっしゃる皆さんにも
今後の私達自身についても不安が募るばかり
です。

投稿: sue | 2008年8月26日 (火) 20時54分

sue さま、いつもありがとうございます。
小生の母は、施設に入れていないで、自宅介護をしています。
ですから、この施設の入所者も、いったん自宅に返されることになると思います。
他のグループ・ホームの斡旋をしたいところですが、とこのグループ・ホームも閉鎖を検討しているのが実情だと思います。
小生は、親の面倒は子供が見るのが当然だと思うのですが、核家族と言う家族構成に加え、少子高齢化で、自宅介護が不可能な家庭もあります。
介護保険も、誰かがピンハネしているらしく、こんなに少ないお金で「経営」するなんて、無理です。
そうした事態に備えて政府は、安い賃金で過酷な労働に耐える外国人労働者に頼ろうとしているようですかが、そんなにうまい話なんてあるはずがないですね。
将来、私どもが老人になって、認知症になったらどうなるのでしょうか ?
どんなにお金があっても、見てくれる人がいなければ話になりません。
そう考えると、小生は、不安になります。

投稿: あらま | 2008年8月26日 (火) 21時07分

私も親は子供が看るのが基本と思うのですが
今は状況も色々で。


長寿国家にはなりましたけど、その分
親一人ではなくて両親が一度に具合を崩す事
もありますし
家族の無理解というか、逃げがあると
一人の人間・・特に妻とか嫁とか・・に
4人の親を看るという負担がかかる事も。

介護をする人をサポートできるきちんとした
体制がないと、家族制度がきちんとしていた
時代より家庭内介護は大変になっているのが
今の時代のような気がしています。

外国人労働者に安い賃金で過酷な労働を
させようなんて日本の政府は何を考えて
いるんでしょう。

こういうのって、
ドコに向かって声を上げたらいいんでしょうか
ねぇ bearing

投稿: sue | 2008年8月26日 (火) 22時02分

sue さま、重ねてありがとうございます。
本当に・・・・ 結局、負担は、女性、或いは特定の人が負うことになりますね。

先日も、近所で独居老人の死亡が確認されました。そんなことは当たり前なことになっていて、ニュースにもなりません。
その話を聞くと、人間の死が、そんなんで良いものなのかと思ってしまいます。
そこで、常々思うのですが、一層のこと社会構造を昔の「家長制度」に戻してしまったらどうかと思う事があります。
つまり、長男が家督を相続する代わりに、責任をもって親の面倒の義務を負うというものです。
親の体は、子供の人数分に分けることなんて出来ませんものね。
つまり、親の財産を長男が全て相続する代わりに、長男が親の扶養の義務を負うということです。
そうすれば、責任が明確になり、しかも、財産が保全され、自宅介護しやすい環境が生まれると思うのです。

でも、実際には、一人っ子が多くなり、男の子が生まれるかは分かりませんし、婿養子に迎えることが出来る保証もありません。さらに、親も財産を持っている人ばかりではありません。

そんなわけで、難しい面がありますが、個人主義から決別して、大家族、集団家族を形成してそこで生活して、共同で老人の面倒を見ることが必要になるかもしれませんね。

逆に、個人主義が好きで、孤独死を希望する人もいるようです。

とにかく考え方が多様化してきていて、どんな形態がよいものなのか、わかりませんね。

あるひとは、60歳になったら、全員死んでもらう・・・。
少子高齢化が続けば、そんな社会が来ると、予言している人もいます。

あ~、考えているうちに、嫌になってしまいますね。何かいい方策はないのでしょうか。

とにかく、社会で老人を見るという福祉国家を目指すなら、消費税を上げて、重税国家にしなければなりません。
そんな国家に、若者は魅力を感じるでしょうか???

投稿: あらま | 2008年8月26日 (火) 23時47分

老人ホームにいるばあちゃんでさえ、押し付けあっています。
ホームにいるので会いに行くぐらいしかしてあげられないのに・・・。
沖縄は老人を大切にする土地柄だと思っていましたが、今でもそういう気持ちが根付いてると思いますが・・・うちのばあちゃんはそこから外れてしまったんでしょうか。
核家族になり、みな自分の生活のほうが大変でホームにいるばあちゃんにまで気持ちが行きません。
そういう私もしょっちゅう行けてるわけではありませんが・・・。
ばあちゃんを見てると、(長生きしてほしいけど)長生きは幸せなのか?とても疑問です。
長生きしててよかった、と思ってもらうようにそばにいる私が頑張らなきゃ!ですね・・・自信ないなーsweat01

どう頑張っても、ばあちゃんにとって可愛いのは「内孫達」で・・・外孫の私じゃ、役不足なんですよねsweat02
めげずに頑張ります!!

投稿: まさゆまま | 2008年8月27日 (水) 00時59分

まさゆまま さま、ありがとうございます。
ちょいと、重たい話題になってしまいましたね。
そうですね。制度の問題ではなく、家族の気持ちの問題ですね。
支える気持ち、感謝の心があれば、難しい問題でも解決してくれるでしょう。

投稿: あらま | 2008年8月27日 (水) 07時57分

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