« ‘おから’をつくる | トップページ | 安全な新幹線 »

カードをすぐ切る日本

拉致被害者は置いてけぼりか

北朝鮮が、アメリカによる「テロ支援国家」というレッテルを解除してもらおうと、日本の拉致問題について、再び国内を捜査すると言い出しました。

前回は、‘捜査’によって、横田めぐみさんの贋物の遺骨を提出して、事態は凍結したままでした。

北朝鮮の二枚舌は実証済みです。

・・・にもかかわらず、日本は、北朝鮮が‘捜査’すると言っただけで、経済制裁の一部解除を表明してしまいました。

日本が解除の表明をする前から、北朝鮮は貨客船の「万景望号」の出港の準備をしていたと言うのですから、水面下で、話は進んでいたのでしょう。

アメリカにとっては、北朝鮮の核武装の解除が、一番の国益ですから、日本の拉致問題なんて、ひとつのカードに過ぎません。

日本はといえば、経済制裁だけが唯一のカードであるはずです。そのカードをいとも簡単に切ってしまうとは、まったく堪え性のない外交です。

それとも日本政府は、アメリカの国益は、日本の国益として、自国の主権よりも優先順位を高くおいているのでしょうか ?

またしても、拉致被害者は置いてけぼりにされてしまうのでしょうか ?

|

« ‘おから’をつくる | トップページ | 安全な新幹線 »

外交」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カードをすぐ切る日本:

« ‘おから’をつくる | トップページ | 安全な新幹線 »