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キツネに騙されてみよう

トトロの時代

昨日、鮎釣りをしようと休暇を取りました。ところが、川が増水したままということで中止。代わりに読書などをして過ごしました。

その時に読んだ本が『日本人はなぜキツネに騙されなくなったのか』という長い題名の新書本です。題名は長いのですが、180ページ足らずですから、すぐに読みきってしまえます。

キーワードは、1965年です。この年を境に、日本人はキツネに騙されなくなったというのです。そして、その理由がおもしろい。

しかし、この本の内容は、1965年を実際に体験した人でなければ分からないと思います。ですから、この本は、R50 と言ってもよいと思います。

次に、この本の著者の経歴がおもしろい。

内山 節 (うちやま たかし)さんと言うそうです。彼は、1950年生まれで、都立新宿高校を卒業した‘高卒’なんですが、肩書きは「哲学者」ということで、東京大学とか立教大学で教鞭を執っているようです。

最近、高卒でありながら、大学の先生をしている人が増えてきたように思います。しかし、実際に、大学の先生をしている友達に聞いてみると、中卒でも教壇に立っている人がいて、特に技術系の大学では、実際に工場で働く技術者を招いて指導を受けているゼミが昔からたくさんあるといいます。

また、郷土史などを研究しているひとの中には、高卒の人もたくさんいて、大学などで研究発表をしている人がいます。小生も、その一人です。

このように、高卒の歴史マニアは多いのですが、高卒の哲学者は珍しいと思います。

この本を読んで、キツネに騙されるほどの余裕を心に持つことは必要だと思いますが、殿方は女狐だとか、ご高齢のかたは 振り込めキツネ に騙されないように、ご注意願いたいと思います。

『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』 (内山 節 著 )  講談社現代新書 - 1918   2007年 11月 20日 第一刷発行 ISBN987-4-06-287918-7

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コメント

私は本を読んでいませんが、想像です。
狐を知らないからだと思います。見たこともなく、鳴き声を聞いたこともなく、ものを盗まれた(食べられた)こともなければ、狐に騙されたという意識を持つはずがありません。
ちなみに私の田舎では日中車を運転していて狐を見たことがあります。
夜鳴き声が聞こえるのはもちろん毎晩
コーンコーンなんて泣きませんよ、
ギャーギャーというんです。

なにしろ田舎ですから畑は夜イノシシに荒らされます(現在の話です)

投稿: 佐為 | 2008年5月22日 (木) 20時40分

ん~。1965年に何があったんでしょうか?
1964年生まれの私には??
キツネには騙されたくないけど、トトロにはあいたいですねーheart01

投稿: まさゆまま | 2008年5月23日 (金) 00時13分

佐為さま、毎度ありがとうございます。
さて、ここでいうキツネとは動物の狐のことではありません。タヌキであったりイタチであったりムジナであったり・・・。
「ゲゲケの鬼太郎」なんてものを想像してみてもいいですね。
ある意味、柳田国夫の民俗学的な著書です。
直ぐに読めてしまう簡単な本です。ご興味がありましたらご一読を。

投稿: あらま | 2008年5月23日 (金) 10時20分

おぉ、まさゆまま さまは、1965年前にお生まれなんですね。
それなら、十分にご理解いただける内容だと思います。
ただ、地域限定の内容ですので、沖縄の方には、奇異に感じる部分があるかもしれませんね。
逆に、強く同感される部分があるかもしれません。
とにかく、トトロに会いたいというお気持ちがあれば、きっとご理解いただけると思います。
この本では「トトロ」とか「マックロクロスケ」などは出て来ませんが、なんとなくそれが理解できるような内容だと思います。
それにしても、「哲学者」が書いた本ですから、郷愁を誘うと言うよりも、ちょいとお堅いと感じるかもしれませんね。

投稿: あらま | 2008年5月23日 (金) 10時30分

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