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小川国夫さんの思い出

普通の好々爺

本日の『静岡新聞』朝刊の一面に、小川国夫さんの死去 (享年 80歳) が報じられていて、大変驚きました。

小川さんが亡くなったことに驚いたのではなくて、小川さんがそんなにも偉大な人だとは知らなかったのです。『静岡新聞』では三面に渡って、小川さんについて詳細に記していましたが、小生が知る小川さんは、普通のオヤジさんでした。

小川さんと知り合ったのは、行きつけの焼津市のある呑み屋さんです。最初にお会いした時の小川さんは普通の静かなオヤジさんという印象で、非常にダンディーな方でした。店の人から、地元の作家だとは聞いていましたが、売れている人は都会に住んでいるという思い込みが小生にはありましたから、そんなに有名な人だとは思いませんでした。もちろん‘文学’について話したことはなく、話したことは世間話です。

そういうわけで小生は、小川さんがどんな人なのか知りませんでしたが、ある日、呑み屋さんで意気投合して、タクシーでラーメンを食べに行こうとしたことがあります。ところが、夜も遅く、小川さんが推薦するラーメン屋さんが終わっていました。他の店に行っても終わっていました。そのときの小川さんのザンネンそうな顔が印象的でした。

とにかく、よく飲む人でした。本当なら、小川さんの思い出は他にもたくさんあるのですが、本日、彼が日本文学の一壁を担っている人だと知り、変なことは書けませんのでこのぐらいにしておきます。

知らないとは恐ろしいものです。こんなに有名人なら色紙にサインでもしてもらえばよかった・・・。。。

【追加】

小川さんの葬儀は、親族のみで行うそうです。

ただ、カトリックによる前夜祭(通夜)は、藤枝市の瀬戸川沿いの「平安会館ふじえだ」で、11日午後 1時から。後日、東京でお別れの会を開くそうです。

実は、小生は、小川さんの著書を読んだことがありません。近所の図書館に行ってみたら、なんと、小川さんの全集がドーンとあるではないですか ! !

早速、一冊、借りてきました。

また、長女が通う静岡県立大学の校歌も、小川さんが作詞したようですね。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
数日前に、小川国夫さんの本を1冊買いました。だいぶ前にHNK人間大学のテキストだったものを単行本化したという「イエス・キリストの生涯を読む」です。聖書や関連本をかなり読んできたのに、彼がカトリックの方である事も知らなかったし、12歳から25歳まで藤枝市に住んでいたのに、小川国夫さんの事をまるで知りませんでした。
この本のご本人による序文と編者による後記を読んだだけで、なんて素晴らしい方を私は知らずに来てしまったのかと、悔しい思いでいっぱいになりました。
たまたま、もしかしたら1番易しい文で書かれた本に出会えたのかもしれませんが、聖書を知らない人にもわかりやすい、それだけでなく、優しさがあふれてる文章で、これからたくさん読んでいきたいと思ってます。
と同時に、小川国夫さんへの憧れの気持ちが強くなり、検索しはじめました。そしてこちらにお邪魔しました。
実際お会いして意気投合してしまったなんて、すごいですね!きっとダンディーだったことでしょう。そうそう、ずっと藤枝にいらしたというのはその本で読んで知ったので、成功してしまえば皆東京に行ってしまうのにと、感動しました。
私は当時はろくに本も読まなかったし、藤枝にすごい作家がいる、くらいしか認識してなかったのが本当に残念です。
静岡新聞で3面使われたとは!亡くなる前にもっと市をあげて県をあげて、ものすごい人であると、市民県民を認識させてほしかった、などと思っております。その記事、全部読みたいくらいです。
ブログでも書きたいと思っております。その時は、このページをご紹介させていただいても、よろしいでしょうか。
とても身近に触れ合われた事を書いてくださって、ありがとうございます。
初めてのカキコなのに、長く書いて申し訳有りません。

投稿: まりえf | 2009年5月 8日 (金) 10時06分

まりえf さま、いらっしゃいませ。
コメントをありがとうございました。
小川国夫さんは、彼の本を読んだ今でも普通の親爺さんという印象が残っています。
シルバーヘアーのダンディーな人でしたが、特にスゴイ人という印象はなかったと思います。
彼が亡くなった後、その飲み屋さんの常連客の話を聞くと、小川さんは、普通に近くの本屋に行き、普通に買い物をし、普通に公園を散歩する人だったそうです。
小川さんについては、小川さんがよく散歩したという藤枝市の蓮華寺池公園に中に作られた「文学館」に展示されているそうですよ。
それから、小生の駄文を紹介してくださるということですが、こんなので宜しければ、どうぞご利用ください。
まりえf さまの感想を読ませていただき、あらためて小川さんの偉大さを知りました。

投稿: あらま | 2009年5月 8日 (金) 18時48分

ヤフーブログ「本棚とテーブル」から来ました。コンニチハ☆

先日、親族の新年会のときに聞いてびっくりしたのですが
国夫さんがソルボンヌ大学に行くときの壮行会と
帰国の際のお祝いの宴会を
藤枝駅前にある、わたしの祖母の実家でひらいたんですって!

びっくりしちゃいました(笑)

投稿: ルイス | 2010年1月 8日 (金) 23時53分

ルイス さま、いらっしやいませ。
コメントをありがとうございました。

スゴイですね。
たくさんの人が集まったことでしょう。
小生は、小川さんの偉大さを亡くなった後で知りました。
郷土の偉人ですね。
でも、いまだに信じられません。

投稿: あらま | 2010年1月 9日 (土) 00時12分

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» 今頃、小川国夫さんの本に出会って [自然にいきたいね]
■主人に嫌気がさしたお陰で出会えた■プチ家出の帰りに買った本の1つに「イエス・キリストの生涯を読む」があります。イエス様の本はすごく好きだから、全部ほしいくらいだし、けっこう知ってるつもりでしたが、小川国夫という作家が、そういうものを書いてるとは知りま...... [続きを読む]

受信: 2009年5月 8日 (金) 18時50分

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