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派遣会社化

難しい人材確保

派遣法が改正された時に県庁での説明会を受けたことがあります。

そのときの印象は、会社を経営するには、会社を派遣会社化にしたほうが儲かる・・・という印象で、実際にそうしている会社もあります。ですから、それを議題にあげたことがあります。

たとえば、小生がアルバイトしているバス会社では、従業員であるバスの運転手を全員派遣登録させて、一部社員を他の運送会社、病院(検診車)、放送局(通信車)などに常態派遣しておりました。

それと同様に、弊社の技術者を、派遣登録して、顧客にあった人をそこに出向させて、メンテナンス業務を確保しようというものです。

つまり「出向」を常態化させようということです。これには、役員会でも大きくもめて、結局、「従業員を売るようではお終いだ」という社長の一言で、ボツになりました。

しかし、弊社との提携会社であるドイツの会社が、弊社に駐在員を常駐させています。これもひとつの「派遣」の形態といえます。その会社は将来的には現地法人をつくりたいようです。しかし、それまでの規模にはなかなかならないのがこの業界です。

このように、以前と違って、雇用の形態は変化しています。社員の身分も明確ではなくなり、帰属意識、愛社精神も薄れているのが実情です。派遣、出向は若いときは「修行」「出稽古」でありますが、ある程度の歳になりますと、「左遷」というイメージがあります。

また、経営者も「雇われ社長」が増えて、世の中、オール・アウトソーシング時代の様相です。

雇用の多様化ということで、小生のように介護老人をかかえている者にとってはありがたい制度です。

しかし、こうしたオール・アウトソーシング時代では、仕事上での師弟関係・徒弟関係を結ぶことは困難で、技術の空洞化の原因の一つになっていると思います。

これが日本経済の弱体化につながつていると思うのです。

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コメント

私はたまに新聞の求人欄を見ますが、そこは派遣会社の求人のオンパレードです。
一昔前にあった直接の求人は数えるほどしかありません。
それもタクシー会社が目立ちました。

職人的仕事の世界では現状マイナス面しか目に付きません。
やはり技術の継承などはその会社への帰属意識があってこそ繋がっていくんではないでしょうか。

投稿: jinmu | 2008年2月15日 (金) 15時44分

jinmu さま、年功序列制度か良いのか、成果配分制度がよいのかは分かりませんが、技の伝承ということは必要だと思います。
最近は、技術も高度化して、古いものが容赦なく捨てられていきます。
それでも、基礎は変らないと思います。
「先輩の技術を盗め」と言いますが、そんな関係が薄れていくのは、ザンネンです。

投稿: あらま | 2008年2月16日 (土) 21時52分

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