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CO2排出権

排出権の売買

小生が滅多に読まない雑誌 『世界』(11月号、岩波書店)のなかに、『排出権取引の幻想』という小論が掲載されていました。

これは、環境経済学者の 岡 敏弘 福井県立大学大学院教授が記されたものです。

排出権取引制度とは、(中略) 排出量を一種の権利と見なし、この「許可排出量」または「排出権」の譲渡や購入を認めることによって (中略) 社会全体としての排出削減費用を最小にしようという政策のことである。(中略) しかし、(中略) 環境破壊の制御と、市場メカニズムの利用とが、そのように簡単に調和するものであろうか。・・・【本稿より抜粋】

どうやら、CO2排出権問題は、思想の右も左もなく、「ヘンなものである」ということが定説になっているようです。

以前、このブログで、「CO2が新たな国際通貨になるだろうか ?」 と、問うたことがありましたが、どうやらその心配は無用のようです。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 排出権取引も、キャップアンドトレードを前提とした
ものではなく、全ての排出権を世界政府(国連)が
一般競争入札方式で販売するような方式にすれ
ば、機能する可能性があります。
 でも、それよりも、石油や石炭の生産量そのもの
に上限を設ける、石油・石炭産出権取引の方が現
実的です。

投稿: 経済ニュースゼミ | 2007年10月26日 (金) 10時55分

小笠原誠治さま、はじめまして。ご指導をありがとうございます。
さて、エネルギー採掘権やその取引権を売買することは既にありますが、それを環境問題とリンクさせて新たな価値を見出すことについては、既得権者らの同意は得られるでしょうか ?
それに、従来の価値観に加え、価値の二重構造が出現し、いよいよ複雑になるとおもわれます。
加えて、上記の『世界』11月号に寄稿それた岡敏弘教授が仰っているように、世界の合意が得られなければ実現しません。そして、その合意は到底得られるものではないと思います。
はっきり言って、環境問題とは政治問題です。政治家が一部の学説を利用しているだけに過ぎません。
そんななか、燃焼速度を遅らしたところで、何の意味があるでしょうか。単に、物価の高騰を呼び込むだけだと思います。
そこら辺を、ご教授願えれば幸甚であります。

投稿: あらま | 2007年10月26日 (金) 14時24分

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