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安倍政権

どうして評価されないか

今回も、今朝の静岡新聞「論壇」、政治評論家の屋山太郎氏の文章を参考に、安倍政権について考えてみたい。

この「論壇」の記事のなかで、屋山氏は、安倍政権の実績を高く評価しています。「戦後内閣で最大の仕事」をした内閣として、安倍内閣を紹介しています。

安倍首相は、その著書でも「戦後レジーム(体制)」からの決別を宣言しています。

その戦後の体制とは、戦後民主主義に基づく教育、政治だけではなく、戦前から続いている官僚体制をも含んでいるのですネ。

屋山氏によれば、安倍首相は、現行の政治体制を、明治以来続いている「官僚内閣制」にすぎないと見ているようです。

つまり、戦後の憲法にうたわれているような「議院内閣制」ではなくて、日本の政治は官僚に牛耳られているというのですネ。

「だからこそ、百三十年ぶりに官僚の大改革を図る狙いで公務員制度改革法を会期を延長してまで断行した」と、屋山氏は書いています。そして、続いて・・・

「『官僚内閣制』」の定義は、官僚が行政府だけでなく、立法も支配しているという意味だ。官僚は族議員を操って立法作業に介入しているのは紛れもない事実だ。

拉致問題、中国残留孤児の問題、トンネル塵肺訴訟、大気汚染問題など、次々と政治課題を片付けたが、こうした政治解決は官僚に相談していては永久にできなかっただろう。

「戦後レジームからの脱却」の最たるものは官僚政治からの脱却だと首相は狙いをつけている。

このように屋山氏は記しています。

確かに安倍さんは、今まで棚上げされていたこと、例えば、教育基本法の改正、防衛庁の省への昇格、憲法改正のための国民投票法の成立に、果敢に挑戦し成し遂げました。

これも、本気で国防を考え、国の将来を考えた末だと思います。

それを実現させるために、相当な強硬姿勢を続けました。あまりにも強硬だったので、衆参両院議長は異例のコメントを発していました。

しかし、これも、陰に隠れて責任を取ろうとしない官僚に対する果敢な挑戦であったと評価したい。

赤ん坊を含めて、一人当たり 653万円という膨大な借金を作り上げたのが族議員を操り続けてきた官僚であることを、私たちは忘れてはならないと思います。

このように、安倍さんは、中央深層部と壮絶なバトルを繰り広げています。

このバトルは、国民の目に直接触れないところですので、安倍政権が国民から評価をなかなかもらえないのは、そのせいでしょう。

しかし、一番重要なことは、屋山さんはここでは触れていませんが、安倍さんをサポートする人がいないことです。

これは、安倍政権が樹立した際に、おおくの人が安倍さんを担いだからです。

担いだというよりも、便乗したと言ったほうが正しい。

その便乗した人を、閣僚にしたので、それが問題となって次々と噴出しています。

安倍さんは、そんなしがらみに囚われていないと言いつつも、メンバーを見れば、一目瞭然です。

小生は、最初にそのメンバーを見たとき、安倍内閣は短命内閣だと思いましたが、よくぞここまで頑張っている・・・と、いうのが素直な今の印象です。

そんなわけで、小泉さんの時には安倍さんがいましたが、安倍さんの時には安倍さんがいない。

これは、前にも書きましたが、かつてのプロ野球の長嶋巨人と似ています。

長嶋巨人が勝てなかったのは、長嶋選手が引退していて、既に長嶋監督率いる巨人軍にはいなかったからです。

そんなわけで、巨人はそのご、各地チームの四番バッターを買収して揃えました。

それでも勝てない。それは、その四番バッターは、長嶋さんではないからです。

そんな具合で、今、安倍内閣に必要なのは安倍幹事長ではないでしょうか。

官僚がいなければ、行政が執り行われないことは事実です。ですから、官僚と対立しているだけでは、実際の運営ができません。

そこで、どうしても調整役が必要です。本来なら、塩崎さん、中川さんらがやるべきことなんですが・・・。

そのサポートを、小泉元首相がしているようですね。

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