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杉原千畝

義を見て為さざるは・・・

自由主義史観研究会の大ベストセラー『教科書が教えない歴史』のなかに、「28日間書き続けたユダヤ人へのビザ」という項目があります。

日本人版シンドラーズ・リスト、杉原千畝(ちうね)についての記事です。

彼は、第二次世界大戦中にリトアニアの首都カウナスにおいて、外務省の命令に反して手書きでユダヤ人にビザ(査証)を発給。約 6,000人の命を救ったといいます。

今朝の新聞の記事によれば、6月の24日~26日、「日本とポーランドの外交関係回復五十周年」がポーランドの北東部のセイで開かれて、その杉原千畝を偲ぶ行事も執り行われたそうです。

今年五月の天皇皇后両陛下のヨーロッパ歴訪でも、この杉原千畝の記念碑をご訪問されています。

このように、杉原千畝の事績はイデオロギーを超えて、世界から賞賛されています。

しかし、彼の行為は、シンドラーと同様、当時の法律を破ったものです。世界は、法律よりも人道的行為を優先させたことを勇気ある行為という評価をしているのですね。

そうしたなか、古代の哲人、ソクラテスは「悪法も法である」として法の遵守を自らの死で示しました。

つまり、法治国家という体制を維持するには、各人の遵法の精神がなければ成り立たないのです。

たとえば、兵士が人道的な個人的な判断で従軍したら、その軍隊の統制は取れるでしょうか ?

そうしたことを考えると、はたして杉原千畝の行為は正しいものだったのかどうかについては疑問符です。

杉原千畝の行為によって、多くの人が助かり、現在では日本とリトアニアとは友好関係であることは事実てす。今後、そうした国際関係がどのように変化していくかは不明ですが、法律違反がよしとする風潮をつくるような歴史観には疑問符です。

(しかし、歴史の判断は、是非とか正否ではなくて、事実がどうであったかです。)

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