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官僚の功罪 - 1

借金をつくる官僚制度

終戦記念日が近づくと、太平洋戦争の話題が沸騰します。

最近は、戦争体験者が高齢であるせいか、いままで固く閉ざしていた口を開く傾向にあり、その史実に驚愕することがあります。

今回は、そうした新たな体験談をもとに、どうして日本が愚かな戦争に踏み込んだのかについて、言及したいと思います。

さて、黒舟到来以後、日本が開国に目覚め、世界経済にデビューしたときは、1ドル = 1円から始まりました。

ところが、日本が無理な軍拡をすすめた結果、インフレが起こり、赤字国債を発行するにいたり、それを取り戻すために、アジア諸国に市場を求めて、赤字の償還を余儀なくされました。

つまり、当時の官僚は「八紘一宇」の皇国史観を利用して、アジアに市場拡大して日本の経済を立て直すために、植民地政策に乗り出したのです。

そのとき、既に、固定相場から変動相場に移行してから、1ドル = 4円にまで日本の円が下がりました。日本の経済の世界的評価は大きく下がっていたのです。

つまり、植民地化政策を行えるだけの日本経済の体力が、既になかったのです。

しかし、当時の官僚たちは、自分たちの責任回避のために、市場拡大政策を強行したわけです。

国外へ市場拡大さえすれば、財政赤字は何とかなるだろうと・・・。

そうした安易な考えが、アジアの侵略へと進んでいったのです。

太平洋戦争は、外交官僚、或いは軍人官僚の失政だけでなく、経済ばたの官僚の失政がその基礎になっていたのです。

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