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男系男子の嘘

皇位継承の条件

一昨年に、「皇位継承」についての意見をブログに書いたことがあります。

その際に、高崎経済大の八木秀次さんの、Y遺伝子説が出ました。それを元に、髭の殿下で親しまれている三笠宮寛仁殿下があくまでも私的コメントとして女性天皇容認論に疑問を呈されました。

早速、小生は、遺伝子説が科学的論証にはならないとして反論したところ、立花隆さんが小生とまったく同じ内容の論評をされたことに驚きました。

そのご、遺伝子の専門学者らが、Y遺伝子説を完全に論破してしまいましたので、「男系男子」派でさえも、「遺伝子説は邪魔だ」という意見が占めました。

男系男子を「国体の本質」と、捉えていた人々には、足元を掬われた思いでありましょう。

そんなこともあって、「男系男子」について、ちょいと調べたことがあります。そこで、資料としたのが京都産業大学の 所 功 さんの著書であります。また、拙宅の近所の静岡福祉大学の 高橋 鉱 さんの著書も参考にしまして、「女系容認」でも問題がないことがわかりました。

ネットなどでいちばんの問題は、継体天皇でありましょう。この件は、朝鮮人らがもっとも喜ぶところであります。(今年は、継体天皇即位1500年記念の年なんだそうです)

史実が明らかになるに連れて、「万世一系」も、「皇統譜」の記載も怪しくなってしまいました。

しかし、小生は、万世一系の信奉者でありますので、できれば、男系男子のほうが日本国民としては「カッコイイ」と思います。

ところが、調べれば調べるほど、現実的に、皇統は、男系男子でも万世一系でもありません。

あれは、江戸時代の本居宣長らのような国学者の創作であることは、周知の史実であります。(その創作に対して 平田篤胤 の友人であった春海は、激昂したといいます)

もし、万世一系を論ずるならは、中国の魯の時代からの孔子の子孫が万世一系で続いていて、そのほうが、確実みたいです。

以前のエチオピアの王室の万世一系も、創作であったようですね。

そんなわけで、男系男子で百代以上も皇室が続いているなんて、信じている人が・・・

実は、小生も含めて多いのです

もうこうなつたら、別に百代でなくてもいいのです。八十代でも、孔子の末裔と同じぐらいではないですか。とにかく、長く続いているということなのでしょう。それで、いいのです。

だいたい、皇紀なんてのも、明治時代にあわてて作ったものですね。西暦とは比較になりません。

しかし、それでも、現存する皇室の中で、文句なくいちばん長い歴史を持っているのが日本の皇室であります。これは、間違いない ! ! 。

そこで、いまでは、皇室の本質は、「男系男子」ではなくて、歴代天皇の精神、つまり神道に求めようとする動きが復興しています。

そんなわけで、小生は、男系男子にとらわれない「女系容認」派となっているわけであります。

いや、憲法や皇室典範などで、皇室の相続を決めるのが間違っていると思うのです。ご皇室のことは、ご皇室がお決めになる・・・。それが、小生の主張であります。その際に、女系として決定されても、小生は何も異議はないという立場であります。

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皇室」カテゴリの記事

コメント

管理人様へ
お話の前に・・・
所氏と高橋氏といえば,どちらも左よりですね.
保守派とは思えないなさりようですが.

投稿: ブルーフォックス@保守派は東宮の現状から目をそらすな | 2007年6月 1日 (金) 20時47分

そもそもどうして,東宮問題がこちらに
話をすりかえられたように思えてならないのですがそれはさておき,

>>そこで、いまでは、皇室の本質は、「男系男子」ではなくて、歴代天皇の精神、つまり神道に求めようとする動きが復興しています。

その情報源は何ですか?
貴方様は執拗に”雑誌の受け売り”とおっしゃるので,ご自身では確かな,信頼に足る情報源をお持ちなのでしょう.

投稿: ブルーフォックス@保守派は東宮の現状から目をそらすな | 2007年6月 1日 (金) 21時01分

いけない.大事なことを忘れていました.
あなたはしきりと,雑誌の受け売りと称して,事実を認めようとしない.
しかし,真実との証明はないが,虚偽との証明もないのですよ.
そもそも,貴方の真実と虚偽を判断する基準は何なのでしょうか?
新聞や雑誌の記事であろうと,宮内庁の発表であろうと,インターネットであろうと,すべては伝聞,受け売りではありませんか?
どんな媒体を用いたかは2の次,3の次です.

投稿: ブルーフォックス@証拠能力とは何なのか? | 2007年6月 1日 (金) 21時09分

さて本題に入ります.
貴方は,「天皇制廃止」を唱えてきた社民党や共産党が女系天皇に賛成した理由をどうお考えでしょうか?
それは,「天皇陛下」を形骸化されるためにほかなりません.
(ちなみに私が東宮問題に危機感を覚えるのも「天皇陛下」の形骸化を懸念するからです.)
もし女系天皇が認められれば,たとえば愛子内親王殿下のお子と黒田清子さんのお子は,片や天皇陛下,片や一般人・・・その身分の違いを定めるのは伝統ではなく法律だけになってしまいます.

投稿: ブルーフォックス@保守派は東宮の現状から目をそらすな | 2007年6月 1日 (金) 21時20分

ブルーフォックス様、重ねてコメントをありがとうございます。

さて、皇祖皇宗である天照大神は、女性とされています。
したがって、日本の皇室は最初から女系であります。

また、江戸時代の本居宣長ら一派の創作した皇統譜は後日製作されたものであることは、既に明らかですね。明治時代に、ようやくそれが体系化されました。
このように、皇統が男系男子であるということは、旧皇室典範をつくるときに作られたもので、史実かどうかの検証はまったくなく、さいしょから「男系ありき」で作られました。
後日、戦後の皇統研究者らによって、男系男子の皇統は信仰であることが明らかにされました。
つまり、家長制度の頂点としての天皇家は、男系男子ではならない・・・という「信仰」から生まれたものです。
したがって、今となっては、「男系男子」を証明できませんし、冒頭にも書きましたが、皇祖皇宗は、女性であります。

つぎに、日本の国体の本質は、国学による皇国思想によりますと、歴代天皇の「御広謨」ですね。つまり皇統を日本の国体の本質とは捉えておりませんよ。

投稿: あらま | 2007年6月 1日 (金) 23時18分

管理人様,毎回丁重なるご返信恐縮にございます.お礼もったいなく存じます.
さて
>>さて、皇祖皇宗である天照大神は、女性とされています。
したがって、日本の皇室は最初から女系であります。
女系派に時折見られる詭弁ですね.
これは,いざなぎの命・いざなみの命(漢字を忘れました,申し訳ありません)から見た女系であって,皇統が始まる(といっては不敬ですが)前の話ですね.
神武天皇が女帝であられて第2代総靖(すいぜい;漢字こうだったかな?)天皇の母君であられたのならおっしゃるとおりですがね.

それから,本居宣長(1730年6月21日(享保15年5月7日) - 1801年11月5日(享和元年9月29日))のことですが,いくつかお尋ねします.

1.「皇統譜は創作」とのこと,その出典を教えていただくか,または高橋氏が「創作」の根拠をどう欠かれているのかお教えください.

2.細かい話ですが,創作ということと虚偽であるということは必ずしも一致しません.虚偽であるという証明が必要です.どの代の天皇が女系なのかお示しください.

3.管理人様のお話では,過去のことは検証不能なので保留にするというお話ですが,本居宣長は例外ですか?

最後に,私が聞きたかったのは

##なぜ左翼が喜ぶようなことに賛同なさるのか

ということです.
ご参考までに

『致知』2006年2月号 p.62-p.71 
特別対談:中川八洋&渡部昇一 
「なぜ女性・女系天皇ではいけないのか」

(文面はこちら)
「草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN」様
http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-247.html

>>■この天皇制度自然消滅の革命シナリオは、1993年の皇太子殿下ご成婚の頃から具体化されたようだ。小和田家の家系からして、内親王の誕生しか期待できないと踏んだ。

>>■内閣法制局は、2001年12月の愛子内親王ご誕生と同時に、『文藝春秋』2002年3月号に、「女性天皇容認!内閣法制局が極秘に進める これが『皇室典範』改正草案」という題の論文を載せ狼煙を上げた。

投稿: ブルーフォックス@証拠能力とは何なのか? | 2007年6月 2日 (土) 00時13分

ブルーフォックスさま、毎度ありがとうございます。
さて、「出典」でありますが、原書を手に入れることは困難でありましょう。
そこで、たとえば、新書版では小生も最近読んだ  岡田 英弘 著: 『歴史とはなにか』(文春文庫-155) などが手ごろかと思います。
これは、ぜひ、お読みください。少し古い本なので、店頭にはないかもしれません。小生は、図書館で借りて読みました。
つぎに、男系男子の淵源は、神武天皇から始まるとなっております。皇統譜の起源ですね。そして、皇紀元年から始まります。
ところが、皇紀とは、明治時代に、西暦に対抗するために整理され作られたものですね。
いずれにしても、皇統が「男系男子」であることを示すためにつくられたものです。
小生も、最近まで、それを信じておりましたが、皇位継承問題を意識したときにちょいと図書館で調べたら、ほとんどの著書がそれを否定するものでした。
当然ながら、ショックでしたが、皇統が自由に研究できるようになったからこそ得た史実だと考え、受け入れました。
とにかく、『歴史とはなにか』をご一読ください。
そこに、ブルーフォックス様のご質問のすべての回答が記されていると思います。
ところで、小生は、右も左もわからぬ浅学なものです。どなたが右なのか、どなたが左なのか、それ以前に、左右の判断の基準すらわかりません。
ですから、サヨクの味方をしているつもりはありません。
ただ、古い歴史観に固執していますと、会話が成立しないことがあります。
それにしましても、「男系男子の皇統」は、日本の文化でもあり、捨てがたいものですね。
仕方がないので、小生は、「男系男子の皇統」を盲信しております。
ですから、愛子様も悠仁さまも、少なくとも青い目のヒトと結婚されることには、反対であります。
皇統が男系男子で続いたとしても、青い目の天皇なんて、受け入れられませんし、信じられません。
これつて、最高に自己矛盾しているとは思いませんか ?
自分自身でもヘンに思います。
ところが、女系容認派でも、皇太子の国際結婚は許さない !
と、いう意見が大勢を占めているようです。
これが、日本人の「信仰」なのでしょうか ?

投稿: あらま | 2007年6月 2日 (土) 07時35分

男系男子継承論は、遺伝子学にも根拠があるものになります。皇族の遺伝子は男子なら継承されるが、女性ではできないといことになります。
男性は遺伝子のうち、男女を決める染色体がXY、女性はXXになります。
今仮に、天皇に2人の子供、男子(X1Y1)と女子(X2X3)がいた場合、男子の方が、他の女性(X3X4)と結婚して、男子が生まれた場合、X3Y1か、X4Y1になり、かなず天皇の遺伝子、Y1が残ります。
一方、女性の子供の方(X2X3)が他の男性(X5Y2)と結婚して、男子が生まれた場合は、X2Y2もしくはX3Y2になり、皇族の男子遺伝子Y1は継承されません。この男子X2Y2もしくはX3Y2が女性(X5X6)と結婚して男子が生まれた場合、X5Y2、X6Y2になり、初めの天皇の子供の遺伝子X1Y1、X2X3はもはや存在しません。おそらく、このことを本能的に感じとって、125代も男系男子を守られてきたのだと思います。それを、熟慮もなく、この尊い継承を切らしてしまうようなことは、あってはならないことだと思います。一度、継承が途切れると、戻すことはできないですから。

投稿: おっちゃん | 2012年10月 6日 (土) 10時06分

おっちゃんさま、いらっしゃいませ。
コメントをありがとうございます。
また、振り出しに戻ってしまいましたね。
これは、まさに、八木秀治教授の説ですね。
この説が発表されたときは、男系男子支持者が大喜びでした。
しかし、小生は、すぐにその矛盾に気が付きました。
しかし、しかし、小生も科学とか史実とは別に、男系男子を信者として信奉しています。
したがって、小生は、今上天皇も神武天皇から 125代続いた男系の男子であると信じています。
そうあったらいいな・・・ぐらいの、あくまでも信仰としてですよ。

また、日本だけでなく、世界中、どこでも世継ぎは男子・・・という気持ちがあるようです。それほど、「男系男子」には魅力があるようですね。

また、別の観点から申しますと、もし、おっちゃんさまも生粋の大和民族男児であるとするならば、おっちゃんさまにも神武天皇の y1 遺伝子を持っている可能性があり、天皇の後継者としての資格を持っている可能性があるということになります。

さらに、基本的なことを申しますと、神武天皇が天照大神の子孫であることに「皇統」の意義があり、神武天皇以下、男系男子に続いているということが「皇統」の意義ではありません。
その本末を転倒してはならないと思います。

しかし、男系男子を世継の宿命とした制度の下、天皇陛下の「お嫁さん」になる人、つまり「皇后陛下」は、大変だと思いますよ。
絶対、絶対、絶対、生殖能力を持つ男子を産まなければならないのです。
男子が生まれてもその児が不妊では意味がありませんからね。
そうした国民的な期待に応えるということは女性にとってはかなりの重圧で、こんなことでは皇后候補者もいなくなってしまう・・・と思いませんか ?

そうした意味も含めて、男系男子に拘ることに意義を見出せないのですが ?

投稿: あらま | 2012年10月 6日 (土) 14時58分

あらまさま

早速の回答有難うございます。

>>また、別の観点から申しますと、もし、おっちゃんさまも生粋の大和民族男児であるとするならば、おっちゃんさまにも神武天皇の y1 遺伝子を持っている可能性があり、天皇の後継者としての資格を持っている可能性があるということになります

確かに、可能性はあるかもしれません。ただ、それはあくまで可能性であって、確実なものではありません。
それが、男系男子で継承されていくと、確実なものとなります。

>>しかし、男系男子を世継の宿命とした制度の下、天皇陛下の「お嫁さん」になる人、つまり「皇后陛下」は、大変だと思いますよ。
絶対、絶対、絶対、生殖能力を持つ男子を産まなければならないのです。

皇后陛下は、大変だと思います。雅子様は大変な心労をされたと思います。ただ、男系男子の範囲を、皇后さまに限れば、大変なものになりますが、もう少し範囲を広げることができればいいのではないかと思います。まだ、今なら旧皇族の男系男子の方を皇族に復帰させることができ、そうすれば、範囲が広がります。
幸い悠仁様がおられるので、当分の猶予ができましたが、今の綱渡り的な状態をなくすためにも、旧皇族のかたを戻す方法を考えた方がいいのでは、ないかと思います。
私が一番感じるのは、125代続いているものを、現在の世代の私達だけの判断で、途切らせてもいいのだろうかということです。
もし、やるにしても十分に熟慮して、先祖の人達、あるいは子孫の人達に、申し訳がたたないようことだけにはならないようにする必要がないかと思います。

投稿: おっちゃん | 2012年10月 6日 (土) 18時37分

おっちゃんさま、重ねてコメントをありがとうございます。
まず、すでに、遺伝学・生物学・医学的、さらに数学的・統計的に神武天皇の Y1遺伝子が歴代天皇に伝わっているかを論じること自体が無意味です。
たとえば、今上陛下の組織の一部を採取して 詳細な DNA 鑑定をしてサンプルをとります。
次に、歴代天皇稜の墓を掘り起こして、サンプルを採取してそれを比較したとします。
その結果を受け入れる覚悟はありますか。
その結果を世界に公表したところで、日本の国益にメリットがあるでしょうか ?
もちろんそんなことはしないでしょう。

皇室とは禁中、すなわちタブーなのです。
戦後、最近になって開かれた皇室といいますが、それでもタブーなものがたくさんあると言われています。
その神秘な部分があるというのも皇室の魅力なんですね。

たとえば、古事記や日本書紀を読んで、皇統の系図を作ると、メチャクチャになってしまいます。
代を超えて、こんな関係でいいのかと思います。

そこで、今まで多くの人が皇統の整理に取り掛かり、中には、自分の権力のために書き換えたりしたようです。
それで、「皇統譜」と呼ばれるものが数多くあるのですね。
実際に、どんな皇統譜が宮内庁にあるのか知りませんが、それが正当でありましょう。
その皇統譜をみて、おっちゃんさまは神武天皇以来、皇室は男系男子として万世一系に続いている稀有のものと誇られていると思います。
そうした信仰は、小生は否定しません。
ただ、それを絶対正しいものとして強要しないほうが良いと思います。

小生は、調べていくうちに「悪魔の証明」ということが頭をよぎりました。
つまり、タイムマシンがなければ実証不可能だと思います。
さらに、真実を突き詰めれば、思わぬ結果に陥ってしまうでしょう。

そうした「男系」「女系」に拘ることに何の意味があるでしょうか。

これは自分の妻の過去を知ろうとするようなもので、意味のないことです。
また、年頃の娘が処女だと信じている父親に対して真実を言ったところで、何の意味があるでしょうか。

こんなことを記せば、「皇統」を民草の人事に例えるなんて、不敬だ ! とお叱りを受けそうです。
しかし、過去に拘ることよりも、将来に迫る直近な問題を合理的に考えたほうが、実際的だと思います。

たとえば、旧皇族の復活といっても、その旧皇族とは、実際には「伏見宮系世襲親王家」といい、なんと室町時代に分かれた家柄です。
つまり、600年もの間、現在の皇室の直系とは縁遠い傍系なんですね。
そうした傍系に、皇位を譲る、あるいは、そうした傍系と今の天皇家の未婚の女性と婚姻を結ばせるということに、はたして国民の支持が得られるでょうか。
そうした「強制」が通用する時代でしょうか ?
男系男子の血筋・・・が、皇統の条件ではないことは先にも述べました。
要は「家柄」です。
天皇家としての雰囲気といいますか、環境を、そうした旧宮家という傍系が備えているでしょうか。
さらに、今まで民間でいた旧宮家が、民間とに出来た「しがらみ」を完全に断ち切ることが可能でしょうか。

さらに、現代は、女性も参政権、投票権を持っている時代です。
はたして、男系男子の相続を続けることに、多数の女性たちが賛成するでしょうか ?

また、昔のように、嫡子に拘らないことにするのでしょうか。
つまり、妻の児であることが世継であるということの範囲を広げて、妾(側室)の児までも世継として容認しますか。
それが、今のような女性の力の強い時代で、女性から賛同を得るでしょうか。

百歩譲って、天皇家を旧宮家のような傍系に譲ることに成功し、男系男子として続いてきたとしても、それが国民の総意に基づかなければ、象徴天皇にはなり得ないのが、現今の日本国憲法です。

仮に、旧宮家が、国民の総意を得て男系男子として引き継いだとしても、基本的なことを解決していないので、世継の問題がすぐに起こってしまうでしょう。

やはり、男系男子の相続は実際的ではないのです。

ただ、こういう人もいます。
今回の世継の危機を、秋篠宮家が救ってくれた。
紀子さまのウルトラ C でした。
まさに「神風」が吹きました。
次に、悠仁さまが さらにウルトラ Cを重ねて、皇室は男性に溢れる・・・

そんな夢を見るのもいいですね。

投稿: あらま | 2012年10月 6日 (土) 23時22分

あらまさま

長文の詳細なコメント有難うございます。
ただ、あらまさまが、なんとか継承を確実にしたい思いが強いためか、男系男子の継承について、初めから選択肢から外されていることを悲しく思います。(私は、男子男系が絶対と言いませんが、今までの長い歴史を考えると、早計に男子男系を選択肢からはずすことは危険ではないかと思います。)
また、一生懸命考えられているためか、若干の論理矛盾や疑問なところが見られます。


>> まず、すでに、遺伝学・生物学・医学的、さらに数学的・統計的に神武天皇の Y1遺伝子が歴代天皇に伝わっているかを論じること自体が無意味です。
たとえば、今上陛下の組織の一部を採取して 詳細な DNA 鑑定をしてサンプルをとります。
次に、歴代天皇稜の墓を掘り起こして、サンプルを採取してそれを比較したとします。
その結果を受け入れる覚悟はありますか。
その結果を世界に公表したところで、日本の国益にメリットがあるでしょうか ?
もちろんそんなことはしないでしょう。

上記は、①男系男子の問題と②皇室の継承の確からしさの問題を一緒にされて、継承の確からしさを確認できないから、男系男子はもともと意味がないと、とらえられているのでしょうか?
継承の確からしさの問題は、女性天皇を認めた場合でも残る問題になります。(ただ、男系男子の方が、確からしさの確認は難しいとは思いますが。)

私自身も確かなものかどうかは、わかりません。神のみぞ知るです。ただ、
①確実なものと完全には言い切れることは難しいとこがあるかもしれないが、それを信じて長い歴史を継承するのと
②もしかしたら、長い継承が行なわれていたのに、それが確認できないから、継承することをあきらめるのと
 (男系男子が続いていたら、確実に遺伝子が継承されていることになります。)

今までのご先祖様、これからの子孫の人達のことを考えた場合、どちらが賢明な選択になるでしょうか?

私は、日本の皇室および日本の国民はすばらしいと思っています。125代も皇室が存在しているのですから。世界でももっとも長いようですね。
このように長く存在できてたのも、皇室の在り方がよかったのと、国民の精神性が高かったからでは、ないかと思います。
世界では、特に隣国では、国民をないがしろにし、そのために時代が終ったら消えていっています。悲しいことです。


>> ただ、それを絶対正しいものとして強要しないほうが良いと思います。

私は、強要しようとは思っていません。ただ、もし正しかった場合、とんでもない過ちを私たちの世代が行うことになりますので、十分に熟慮する必要があると思っているだけです。


>>さらに、現代は、女性も参政権、投票権を持っている時代です。
はたして、男系男子の相続を続けることに、多数の女性たちが賛成するでしょうか ?

私は、決して男性の方が女性の方より優れいてるとは思っていません。
ただ、皇室継承の問題と男女平等の問題は、次元の異なる問題になります。
男系男子により、遺伝子がつながるというのは、男女が平等かどうかの問題ではなく、遺伝子学的な真実なのです。
賢明な日本の女性は、その真実を知れば、おそらく自ら考えられると思います。
悲しいのは、そういう真実を知らず、男女平等の点のみから、熟慮なく結論を出される人がいることです。


>>百歩譲って、天皇家を旧宮家のような傍系に譲ることに成功し、男系男子として続いてきたとしても、それが国民の総意に基づかなければ、象徴天皇にはなり得ないのが、現今の日本国憲法です。仮に、旧宮家が、国民の総意を得て男系男子として引き継いだとしても、基本的なことを解決していないので、世継の問題がすぐに起こってしまうでしょう。
やはり、男系男子の相続は実際的ではないのです。

大事なのは、今までの長い歴史、その歴史の重さの意味、また、遺伝学的な真実などの情報を、国民が得られるような状態になることです。
それらを理解して判断することが大事だと思います。

悲しいかな、現在の日本のマスコミには、そのようなことを期待できないようです。(近隣との歴史問題報道などからは、私はそう感じています。とにかく真実を伝えて欲しいのに・・・)

先のメールにも書きましたが、
>>私が一番感じるのは、125代続いているものを、現在の世代の私達だけの判断で、途切らせてもいいのだろうかということです。
もし、やるにしても十分に熟慮して、先祖の人達、あるいは子孫の人達に、申し訳がたたないようなことだけにはならないようにする必要がないかと思います。

できれば、このことについても、あらまさまのご意見をいただければと思います。

投稿: おっちゃん | 2012年10月 7日 (日) 16時50分

おっちゃん さま、重ね重ね、コメントをありがとうございます。
さて、「遺伝学的な真実」と申されても、完全に否定されてしまった今、それを真実だと思っている人がどれほどか・・・
たとえば、今でもキリスト教の一派の中には天動説を信じている人もいるとか。
小生は、そうした人たちの「信仰」を否定しません。
したがって、おっちゃんさまの「真実」を信じていることも否定しません。
おそらく、おっちぉんさまも、記紀を精読され、その解説本などもごらんになり、数多く存在する皇統譜を比較検討されたうえで、その「真実」を実感されたものでありましょう。
したがって、その「真実」の正否については、おっちゃんさまには、何も申し述べることはありません。

また、125代続いたとされる男系男子の血統が世界から消失するということは人類の歴史からみても、たいへんな損失であると考えることも否定しません。

ただ、実際には、天皇家の相続は「双系」として万世一系につながっていると思います。
さらに、近代に発生した (江戸時代の国学者らが考え始めた) いわゆる国体論、さらに明治政府による国家神道開設の為の基本となった「皇国史観」については、昭和天皇は「迷惑であった」と述べられて、戦争が終わり、軍部が解体されると「人間宣言」をされて、皇国史観の基本中の基本、現人神を完全否定されてしまわれましたね。
そういうわけで、「皇国史観」は皇室内には最初からなく、したがっで、国体論に基づく男系男子による相続という観念は、皇室には迷惑なものであろうとお聞きしたことがあります。
ただ、法治国家の立憲君主として、皇室の相続を定めている典範に従うことは皇室の義務でありましょうから、たいへんお気の毒に思う次第です。

そういうわけで、「男系男子」を維持することをやめることは、建前的には損失があっても、皇室の負担を軽くするとになり、実質的には多大な利益があると思います。

そういえば、アメリカのゴア元副大統領が「不都合な真実」を公開して、環境問題を提起しました。
しかし、その「真実」に対して、提訴されたり、否定されたりして、今では『真実』とは言えなくなってしまいました。

小生は、そうした「真実」論争を、皇室に持ち込むことは良くないと思います。
とはいえ、「真実」でないことを「真実」と断定して、それを他に広めようとする勢力があれば、それは皇敵と考えます。
したがって、国体論の中に男系男子があるのなら、それは単なる「信仰」としてとどめておくのが良いと思います。

現在、政府が「女性宮家の創設」をたたき台として議論を進めていて、広く国民から意見を募っています。
そこで、男系男子を継続することが良いとお考えになる方は、まず、机上の空論ではなくて、実際に、男系男子として相続してきた事実を証明する義務があると思います。
単に、YやX をメンデルの法則のように並べただけでは、「真実」の証明にはなりません。

・・・しかし、それを言うと「悪魔の証明」というフレーズが頭をよぎるのです。
とにかく皇統譜をはじめ、家系図というものを時の都合で書き換えるという風習が昔からあり、それが常態化している現状を踏まえて、何を根拠に「真実」を断定するのか、あるいはその「真実」の可能性に言及できるのか、小生には理解できないところです。
そのために、DNA検査まで実行する気持ちがあるのか・・・。
おそらく、天皇家の実態を調べるDNA検査については、反対する人が多いでしょう。

・・・・ただ、外国の友人知人には、日本には万世一系に続いている天皇家があり、それが日本人の誇りであるという自分があります。
さらに、その皇統とわが祖先とがつながっているという自分があります。
さらに、悠仁さまが、将来、青い目の人とか黒人の女性と結婚することには、大反対するでしょう。
それって、完全に矛盾していますね。
それが小生です。

投稿: あらま | 2012年10月 8日 (月) 08時31分

あらまさま

また、丁寧なコメント有難うございます。
ただ、悲しいことに、あらまさまが、指摘されていることには、いくつもの疑問があります。

>>まず、すでに、遺伝学・生物学・医学的、さらに数学的・統計的に神武天皇の Y1遺伝子が歴代天皇に伝わっているかを論じること自体が無意味です。
>>さて、「遺伝学的な真実」と申されても、完全に否定されてしまった今、それを真実だと思っている人がどれほどか・・・

上記で無意味といっておられる、遺伝的・生物学、医学的、数学的、統計的な根拠、論文や学説について、具体的に教えていただければと思います。
わたしの不勉強かもしれませんので、その根拠について勉強してみたいと思います。私はどちらかといいますと理系の人間ですので、それを読んでみたらわかるかもしれませんし、また、幸い私には、生物学系統の研究をしている兄弟がいますので、教えてくれるかもしれません。

また、インターネットさっと検索したところ、下記のような論文がのっていましたので、あらまさまも、一度目を通していただければと思います。

http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-612.pdf

これには、Y染色体は遺伝すると記載されています。

>>現在、政府が「女性宮家の創設」をたたき台として議論を進めていて、広く国民から意見を募っています。
>> そこで、男系男子を継続することが良いとお考えになる方は、まず、机上の空論ではなくて、実際に、男系男子として相続してきた事実を証明する義務があると思います。

失礼な言い方かもしれませんが、上記にも論理矛盾があります。

今まで、2000年もの間、男系男子と言われてきたものを、女性にかえる場合、その説明義務は、女性に変更してもいい理由を示す方にあります。
・例えば、何台目での継承は完全にまちがいであるとか・・・・
・男系男子を継続することは、女系天皇に比べてどんなにいけないことかとか

また、政府が女性宮家の創設を進めていると、おっしゃられていますが、政府の誰がどういう場で、いつ言われたものでしょうか?
できれば、それについても教えていただければと思います。
ただ、最近耳にしたニュースでは、議論される場で、旧宮家の人を公務員という立場で・・・という話を出す人も参加されるようですので、浅慮の人も実際にいるようですが。

>>小生は、そうした「真実」論争を、皇室に持ち込むことは良くないと思います。
とはいえ、「真実」でないことを「真実」と断定して、それを他に広めようとする勢力があれば、それは皇敵と考えます。
したがって、国体論の中に男系男子があるのなら、それは単なる「信仰」としてとどめておくのが良いと思います。

また、失礼な言い方になりますが、あらたまさまが、上記に近い表現をされているのではないかと思います。

ある時は、継承があやふやと書かれたり、男系男子を否定するときは、あたかも科学で否定されたような表現をし、真実論を使われたりしているように私には見えます。

先のメールにも書きましたが、私が一番感じているのは、下記の点です。これについて、あらたまさまのご意見をいただければと思います。

>>私が一番感じるのは、125代続いているものを、現在の世代の私達だけの判断で、途切らせてもいいのだろうかということです。
もし、やるにしても十分に熟慮して、先祖の人達、あるいは子孫の人達に、申し訳がたたないようなことだけにはならないようにする必要がないかと思います。

投稿: おっちゃん | 2012年10月 8日 (月) 17時50分

おっちゃんさま、重ね重ねありがとうございました。
ご案内の論文も読ませていただきました。
確か、岩波からも同様な内容のものが出てましたね。
縄文人と弥生人のY染色体論は、当時の話題になりましたからね。
しかし、残念ながらその著者はすでに亡くなられたようで、同世代の小生としては寂しい気がしています。
さて、この論文は、Y染色体が遺伝する仕組みを説明し、あわせて日本男児の特徴を示しているだけでありまして、神武天皇の染色体の情報が今上陛下に継がれているという証拠を示すものではありません。
つまり、Y染色体の話は、皇統譜の内容に科学的根拠があるという意味ではなく、あくまで男系継承はY染色体の継承ということで遺伝学的に説明できるという意味にすぎません。さらにいえば、神武天皇の染色体の型(情報)と同じものが今上陛下が持っていたとしても、それをもって皇統が男系男子に受け継がれたものであると断定できるものではないこともこの論文の内容から言えると思います。
つまり、同じような型のY染色体を、昔の人も現代人もそれそれ多数の人が持っているということですから、それをもって固体の断定は出来ないということになると思います。
遺伝子情報とは転写されていくものですから、その分子がそのまま受け継がれていくわけではないからです。
つまり、神武天皇の染色体そのものが男系男子に受け継がれているわけではありません。
ただ、当時、同型の染色体を持つ人がたくさんいる中で、神武天皇だけが他の男性とは明らかに違った唯一特別な染色体を持っていて、今上陛下がその神武天皇と同型のY染色体を持っているのならば、天皇家の男系男子の万世一系が証明できるはずですね。
しかし、残念なことにY染色体が持つ情報量だけでは個人まで特定することは出来ないようですね。
あくまでもこの論文は、男性の地域別の特徴を示しているものではないでしょうか ?
地域によってもみんな一様な同じ型を、それぞれの割合づつ持っているということだけであって、同型同士の個体の識別にまで言及しているものではないということです。

そうすると、 なぜ、おっちゃんさまが、その論文をこの場でお示しになったのか意味が分かりません。?

ところで、八木教授が Y染色体論を発表するや否や、テレビ局や新聞各紙はそれを伝え、併せて専門家の意見を載せたものでした。
現在もそのキャッシュが残っていると思っていましたが、ネットからは消えていましたね。
どうやら新聞記事は時期が来れば消してしまうようです。
そこで、当時のような批判をした遺伝学者の記事を探しましたが、確かに見当たりません。
その内容は、先にも記したように、Y染色体の話は、日本の皇位継承を科学的根拠で示したものではなく、あくまで男系男子の継承はY染色体の継承ということで(遺伝学的に)説明できるという程度にすぎないというものです。
そして、明治政府が不都合があったので皇統譜を書き直したことを表明した以上、もはや、その信憑性は失せてしまい、逆にY染色体論は男系男子の皇統を否定するものになってしまったという内容の論説だったと記憶しています。
少し、時間をいただけるなら、図書館などで探してみたいと思います。
しかし、考えて見ますと、遺伝学者が、その立場で皇統譜を否定した論文を敢えて書く必要性もないわけで、そうした類の論文がないのも当たり前かもしれません。
ただ、おっちゃんさまがその頃に日本に居られて、マスコミの報道に接していたならば、その頃の遺伝学者たちの意見に接された筈です。
小生は、多くの日本国民がその論説を知っている筈なので、もうY染色体論で天皇家の万世一系を論じる人はいなくなったと思っていましたが・・・
とにかく、その批判の内容を示したようなサイトがあるので、記してみたいと思います。
http://www.shukenkaifuku.com/past/ronbun/0610_01.html

さらに、明治政府がつくった皇紀と言うものも、日本の暦の変遷に合わせてみてもつじつまが合わないというコメントもありましたし、神武天皇以下神代の天皇の長寿も生理学的に説明できないし(神様だから長寿は当たり前にしても、その生殖行為をしなくても子供を増やせると言う神様が人間の染色体を持っている・・・というのもいかがなものかと)、また人世の天皇たちが短命になったのも医学的な説明はできないようですよ。
ここに、本居宣長の「古事記伝」を:現代語訳に記したサイトがありますから、いまいち度ご覧ください。

http://kumoi1.web.fc2.com/CCP050.html

これを読まれても、なお男系男子による万世一系を信じておられるなら、その信仰心に敬服する次第です。
小生の皇統の万世一系については、盲信しているもので、まじめでないことに叱られてしまうかもしれませんね。
しかし小生は、間違っても、古事記の内容をバカバカしいなどとは思っていません。
むしろ日本建国の精神を伝えているうえで、優れた歴史書だと思っています。
おおよそ、下記に示す所先生と同じ考え方です。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai7/7siryou3.html

つまり、天照大神があらわした精神的伝統を、神武天皇以下それぞれの天皇が肉体的伝統とともに継承してきたとされるが、その精神的な伝統は、たとえ肉体的伝統が途切れたからといっても失われるものではなく、直近の血縁でも受け継がれる性質のものではないかという意見です。
そして、適当な頃に、神武天皇のY遺伝子を持つとされる優れた男性を、天皇家が婿に迎えればよいことであって、それまでは応急措置を講ずるべきだという考え方です。

投稿: あらま | 2012年10月 9日 (火) 14時46分

あらまさま

詳細なコメント有難うございます。
あらまさまに教えていただいた、酒井先生と所先生の資料を見せていただきました。

酒井先生について、ウイキペディアで見てみると、市民活動家として、中国や朝日新聞の報道などについても、活動されているようですね。実は、私自身は、この方の中国や朝日新聞の報道に対する考え方は、共鳴するところがあるのですが、女系天皇の容認論については、教えていただいたホームページの資料を呼んでも、共鳴できませんでした。

どうもこの方は、歴史に照らし合わせてとか、将来の皇位継承の難しさを心配してという理由から
ではなく、単に
 ・中国や朝鮮が男系男子を守っている歴史があり、この点については、中国や朝鮮にかなわない
 ・男系男子を続けるということは、中国や朝鮮に頭が上がらないことになる。
という理由で男系男子でない、女性天皇容認論を言っておられるようですね。(このことについては、後で、酒井先生の資料に書かれていますので、例示いたします。)

所先生については、テレビで見る機会も有り、この方の皇室に対する尊敬の念や、人がらには、共鳴しており、何故、女系天皇を容認されるようなことを言われるのか、不思議だったのですが、教えていただいた資料を呼んでわかりました。
所先生は、ひとえに皇室の継承の安定を考えてのことなのですね。ただ、悲しいことに男系男子の意味を良く理解されていないため、女性でやもうえないと考えられているようです(このことについても、後で、所先生の資料で説明させてもらいます)。

ただ、どちらの先生も、皇室が男系男子により、継承されていることを否定できるものではないと考えられています。
特に、所先生は、逆に今まで、男系男子で継承されていることに対して、”その意味は誠に大きいと思っています。”と述べられています。

また、あらたまさまも、ようやくわかられたように、男系男子でないと、遺伝学的に、今までの皇室とつながっているとは、言えません。

神武天皇からかどうかは別として、千年以上も男系男子により、継承して守ってきたものを、そんなに軽々しくやめて、我々の世代で、途絶えさせていいのでしょうか?女系になった途端、先祖との確実なつながりはなくなります。そのため、歴史上、女性天皇はあっても、女系天皇は存在していません。(神話的なものもあるかもしれないので、初めの数代は良く分からないところがあるかもしれませんが、皇室として 現実に存在した以降は、男系男子の継承してきたことを完全に否定はできないのでは、ないかと思います)
男系男子を、より安定に継承する方法として、傍流の男系男子を養子にするとか、旧皇族を復帰させるとか、まだ、色々と方法はあります。(この事は、所先生も軽くふれられています)

あらたまさまには、色々な情報を教えていただいて有りがたく思っていますが、こういう風に、対面でなく、メールでのやりとりでは、議論が噛み合わないことが、よくわかりましたので、コメントは今回で最後にしたいと考えています。

色々と教えていただき有難うございました。ただ、多分男系男子の維持に反対されている中ではたぶん有名だと思われる方の資料を呼んでも、その根拠は明確なものではなく、また、男系男子の意味や重みを十分できていないためだということがわかったので、それはそれでよかったと考えています。
表題の”男系男子の嘘”というのは、それこそ嘘になりますので、、今後再考していただければと思います。

最後に、初めの方で述べました、酒井先生と所先生の資料で、気になるところを下記にあげておきますので、もし、よろしければ、見ていただければと思います。

「酒井先生の資料の抜粋」
>>つまりたとえ、皇室が一度の例外もなく男系継承をしてきたとしましても、日本全体としての文明を考える場合は、国民の大多数の人達が採用している文化・文明を、日本文明と考えるしかありません。幾ら皇室が男系継承を徹底してやって来たとしても、皇室が日本の文明を代表する訳ではありません。
→ 一般庶民の文化が、男系男子でなくても、皇室の男系男子とは、別次元の問題になります。同じように論じること自体に無理があります。

>>またシナには孔子以外にも古い家柄が多々あるはずですから、日本の皇室を凌駕する家系は沢山あると考えられます。
→ 男子が存在するということは、その男子は誰でも、遥かかなたの祖先とY染色体でつながっています。
  皇室という立場で、又、その家系がはきっりとしていることに重みと意味があります。

>>何故なら神話と科学というのは両立しないからです。冒頭で指摘したように、神武天皇の染色体論も既に無理があるのですが、百歩譲ってそれは成立することにしましょう。しかしそれ以前には絶対遡れません。そのことを次に説明します。
→ 神武天皇とつながっているからというより、千年以上にわたり、皇室が男系男子を継承しているということ事態に歴史的な意味があるのです。

>>日本の場合は皇室においてすら女性の天皇がいらっしゃる訳です。幾ら女系の天皇は絶対一人もいないといっても、御歴代の中に女性天皇が何人もいらっしゃるという事は、常識的に考えて男系継承としては厳密性が欠けるという事になります
→ 女性天皇が存在しても、あくまで一時的なものとして、次の代では男系男子に戻っています。
  全て男子天皇だったという記録にせず、こういう記録をしっかりと残しているということは、逆に男系男子がまもられてきたことの信憑性を高くしています。

>>議論が沸騰している皇室典範問題については、女性天皇でも女系天皇でも、一向に構わないと考えます。それよりも、男系継承の厳密性において、皇室ですらシナ・朝鮮の一般庶民にも劣るのですから、男系絶対主義を振り回せば振り回すほど、日本の皇室よりも厳密な男系継承をつづけている、シナ人・朝鮮人に頭が上がらなくなる、現在以上に彼らに精神的に隷属してゆく危険性の方を、遥かに危惧する次第です。
→ ここまでくるともはやコメントする気もなくなります。ただ、日本が男系男子をやめると、酒井先生が言われているのとは、逆に中国や朝鮮に笑われるとこになるのでは、ないかと思います。
  清王朝にしても李王朝にしても、今やないので、何故、中国や朝鮮に頭があがらなくなるのかわかりませんが。又、文化としてあると言っても、どこまで、厳密に守られているかは、はなはだ疑問がわきます(両国とも平気で嘘を言うところがありますので)

「所先生の資料の抜粋」
>>千数百年以上にわたりまして男系の皇族により継承されてきた、という史実の持つ意味は、誠に大きいと私も思っております。
→ 男系男子の継承されていたことと、その意味を尊重されています。

>>また、現在極端に少ないと思われる皇族の総数を増やすためには、女子皇族も結婚により女性宮家を創立できるように改め、その間にお生まれになる子女も皇族とする必要があろうと思われます。
>>しかし、私、遺伝学のことはよくわかりませんけれども、常識的に考えて、これはいかがなものかと思います。もし、神武天皇の男系男子孫に「Y染色体の刻印」が伝わっている、というようなことを皇位継承の資格要件の一つというならば、そのような男子は全国にたくさんいるはずです。
→ 確かに同じ遺伝子を持たれる方は、いるはずですが、それは、あくまで必要条件であって、十分条件ではないので、他の条件、家柄だとか、皇室との近さ、血統の信頼性などいれると、ほとんどいなくなってしまいます。
又、女系になると、千年以上続いた、初期の皇室とのつながりは、まったくなくなってしまうことを理解されていないようです。

>>まず女性皇族が結婚後も宮家を立てられることにより、皇族身分にとどまられることができるようにする必要があります。そうすれば、その御子が男女を問わず皇族となることができます。しかも、その御子たち、特に男子が継嗣のない宮家へ養子として入れるようにすれば、絶家を免れるのみならず、そこに生まれる御子も皇族となることができるわけであります。
 このようにして皇族の総数が徐々に増えていけば、やがて傍系の男性皇族が直系の女性皇族の結婚相手になる、というような可能性も出てきます。
→ 女系でいくら皇族が増えても、それらの方は、代々の天皇と確実につながることには、なりません。むしろ、婿として入られた先祖ににつながることになります。この辺ところを理解されていないようです。

>> そのような旧宮家の方々及び明治以降に養子や結婚を機に臣籍降下をされた元皇族の現存者と、更にその3世辺りまでの御子孫は、皇統より分かれ出たことのハッキリした高貴な名族として、あえて申せば、新しい「皇別」として、皇族に準ずる名誉と役割を認められることにより、そのような自覚を持って生活されることが望ましいと思っております。
→ この案が一番妥当なところだと思います。

投稿: おっちゃん | 2012年10月13日 (土) 00時12分

おちゃんさま、小生のつまらないブログに、貴重なご意見を頂きありがとうございました。
おっちゃんさまとの‘議論’は、以前にも「女帝論」シリーズで他の人とやったことがありまして、結局、これは、科学ではなくてそれぞれの信仰の話ですので、いつまでも平行線を辿ることは仕方ないと思います。
これは、ヒンズー教徒をキリスト教徒に改信させるぐらいに大変なことだと思います。
男系男子と言う信仰の基で、今の日本の文化が続いてきたと言う面はあると思います。
ただ、日本神話を科学的に立証しようと言うのは ちと 無理があると思います。
神を神らしくするために、敢えて人間とは違うように記したと思われます。
それを遺伝子論で説明するのは、どうかと思います。

おそらく、このブログの題を「男系男子の真実」と記せばそう問題はなかったのかもしれません。
でも、やはり「ウソ」は「ウソ」ですから仕方がありません。
それから、遺伝学的に言えば、祖先から自分を辿る方向ではなくて、自分から祖先を辿るほうが分かりやすいかもしれませんね。
つまり、神武天皇からY染色体が 125代つながってきたのではなく、今上陛下から皇統譜を辿ると 72代目の男性が 神武天皇で、神武天皇の父親も、その祖先も同型の Y染色体を持っておられたことになるのでしょう。
そうしてみると、皇統譜が正しいとしても孔子の万世一系には適わないということになります。
しかし、こんなことを書き連ねていると、何か自国の歴史を貶めているような感じがして厭です。
だから「真実」なんて嫌いで「ウソ」が好きです。
そうした意味で「男系男子のウソ」と表示させていただきました。

あくまでも、小生は男系男子を盲信しています。
つまり、自分の子供たちが遺伝学的に自分の子供であると同じぐらいに、天皇家が男系男子で続いていたと信じて居たかった訳です。
つまり、DNA検査を持ち出すまでもなく、自分の子は自分の子だと思います。
それと同様に、天皇家も男系男子で続いてきたと信じていました。
ところが、Y染色体論を持ち出す人がいたので、逆に、男系男子があっさりと科学的に否定されてしまったわけです。
皇統を遺伝子論で語ったことが、不敬であり、間違いであったと思います。

今は、自分の父親が、実は自分の本当の父親ではないと遺伝学に立証された感じで、それでも自分の父親として墓参しようという子供の気持ちになったような感じです。
そうした意味で、現在、Y染色体論で皇室を語る人がいなくなったと安堵しておりましたが残念です。
しかし、おっちゃんさまが小生にお付き合いくださったおかげて、小生の皇室を愛する気持ちはより強くなりました。
確信が盲信になり、もうこうなったら、自分を騙してまでも信じきろうと言う気持ちになりました。
「従軍慰安婦」も「南京大虐殺」も「男系男子の遺伝子論」も日本から発して、韓国人や中国人を喜ばせています。
もう韓国では、日本の天皇の祖先は韓国人だったと y遺伝子論で説明しています。
そんな背景もあったので、韓国大統領が日本の天皇陛下に対して不敬な発言ができたと思います。
ですから、もう、そんなことは止めようではありませんか。
そうした意味もふくめて おっちゃんさまには感謝しております。
ありがとうございました。

投稿: あらま | 2012年10月14日 (日) 20時57分

こんにちは、少しお邪魔します。
鍛冶屋さんのブログということで、楽しく読ませてもらっています。
ところで、おっちゃんさまとあらまさまの論争を読んで、失礼ながらあらまさまのご意見は矛盾していると思います。
あらまさまがウソを承知で万世一系を信じていると自身で矛盾を認めていることではなく、こうしたブログを記されていること自体があらまさまがお示しになっている“ご皇室への愛”と矛盾していると思います。
この記事は、あらまさまが自身で記されているように皇室や皇統を貶めているような印象を受けます。
できれば全面的な検討をされることを期待しています。

投稿: 通りすがりのもの | 2012年10月17日 (水) 08時36分

通りすがりのもの さま、お久しぶりです。
コメントをありがとうございます。
「通りすがり」と称されるかたの IPアドレスを確認させていただきましたが、いままで 4つのアドレスがあります。
今回の「通りすがりのもの」さまは、『官僚制度批判』のときにもアドバイスをいただいた方のアドレスナンバーと同一でしたから、おそらく、同一の方がご指摘くださったものと想像しています。

さて、またまた厳しいご指摘をいただきました。
前回は、そのご指摘の通りだと思いましたので、記事を全面的に書き直しました。
そこで、今回も、自分の記事を読み直しましたが、結論として書き直したり削除するつもりはありません。

小生が思うには、「愛の形態」は、いろいろあっても良いと思います。
男系男子を遺伝子論で論じようと試みる人も、女系容認派にしても、結局は皇室を敬愛しているからこそ一生懸命に唱えているのだと思うのですね。
それは、それぞれの信仰の現れであって、互いに尊重しあうものだと思います。
日本には、対立しても容認する文化があると思います。
ところが、イスラムとかキリスト教の場合は、「ゆずり」がなく「主張」だけですから悲惨な対立が続いているのだと思います。

確かに、男系男子で皇室が万世一系に続いてきたことを「ウソ」だと切り捨てることは、その信奉者にとっては許せないことでしょう。
しかし、実際に、ご皇室は「男系男子」でお苦しみになっておられるのです。

確固たる基盤があっての「男系男子」なら、小生もそれを支持しますが、そうでないのなら、陛下のご宸襟を悩ますことになっている以上、それを解くほうが良いではないかと思うのです。
さらに、後継者問題とは確かに国のことではありましょうが、天皇家のことでもあります。
もう、皇室典範なんてものは止めてしまって、ご皇室のことはご皇室が自由に裁定されるような環境にするべきだと思います。
そうして、陛下がお決めになったことは、国民は素直に従う・・・ということで良いではないかとおもうのです。

どうも、「男系男子」がネックになっているので、そうしたつまらない「確信」は排除して、皇統が今後も万世一系に安定的に続くように願っています。

それから、皇統譜が、男系男子として記されてきた経緯は分かります。
ご世継が女系になることによって男系が途絶えることが どうしても気になるようでしたなら、また後日、修正すればよいことでしょう ?
いままでそうしてきたのですから・・・・。
小生は、ひとつのことに拘っていたら、動くものも動かなくなってしまうと思います。
人事には「不変」のものと「可変」のものとがあることは承知しています。
それを踏まえて、ここはひとつ、フレキシブルに考えても良いのではないでしょうか ?

投稿: あらま | 2012年10月18日 (木) 09時45分

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