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強行採決について

戦術で勝利すること

今朝の朝刊では、一斉に「参院本会議で、年金、社保庁法、改正公務員法が成立」したことを報じ、延長国会の事実上の閉幕を伝えていました。

とくに、公務員法改正案は、民主党の藤原正司参院内閣委員長が裁決に応じないので、委員会採決をジャンプして、「中間報告」のかたちで本会議に上程したそうです。

実は、この方式は、今回が最初ではなく、いままでにも野党委員長が委員会議長のときは与党はこうした方式で本会議に持ち込んでいて、今回で 16回目だといいます。

そうした与党の戦術に、野党は猛反発。不信任案を連発して対抗しましたが、数のチカラの前に屈服した形です。

このような強行採決的戦術に対して、野党だけでなく与党内でも疑問を呈する意見が以外にも多いようです。

たしかに、議論を尽くしてそれでも決まらなければ、多数決で採決する。・・・これは、万人が認めた民主主義的解決法のルールです。

しかし、結局、多数決で採決するのなら、議論なんて無用ではないか・・・という理屈もあるのです。

しかし、小生は『そんなことはないですよ。』と、言いたい。

つまり、いままで、議論を重ねて野党の修正に応じた懸案は、枚挙に暇がありません。

つまり、議論は決して無駄ではないのですネ。

それだけではなく、野党案を丸呑みしても、採決になると、野党は反対する。あの改正教育基本法がそうでした。野党案を与党の賛成多数で可決したのです。

自民党だって、下野したときは反対政党に早変りしたもでした。

つまり、野党は 55体制のころと変わりはなく、「反対のための」政党なのです。

それなのに、議員年金法など、自分たちの待遇の法案は、全会一致で可決します。議員さんがたも欲の深い人間の集合体であることはそこでも証明されています。

しかし、なぜそんなに野党は「多数決」に反対するのでしょうか ?

多数決のほかに、民主的な手段なんてあるのでしょうか。?

どうしても納得できないようなら、「ジャンケン」できめますか。?

それとも、古代中国のように、亀の甲羅を焼いて、その割れ具合で決めましょうか。 ?

それなら、代議士である国会議員なんて要りませんね。

安倍首相は、今回の法案の成立について、「国民はきっと理解してくれるだろう」といいます。

小生は、支持はしますが、こうした公務員の待遇に関する法案は、いつものことながら、結局、官僚らの「令」によって、変更通達されて、無力になることは目に見えています。

いずれにしても、参院選は一ヶ月を切りました。国民の目は、相変わらず厳しい。

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