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温家宝 中国首相の来日

したたかな外交術

温家宝 中国首相が 3日間の日程をこなして昨夜中国に帰りました。

彼の来日中の様子は、マスコミでもつぶさに報道され、概ね好感をもった内容でした。

ハード・スケジュールの中、温首相は見事に交流をこなしました。

しかし、小生は、12日の衆院での国会演説の内容に、懸念を覚えました。

その内容は、新聞でも伝えられていました。

小生は、産経新聞の記事が一番適切だと思い、以下、その記事を引用します。

来日中の中国の温家宝首相は12日、中国首相として初めて衆院で国会演説を行い、今回の来日について「友情と協力のために貴国にきた」と強調し、両国の戦略的互恵関係の重要性をアピールした。演説では歴史問題に多くの時間を割き、日本側の深い反省とおわびを評価しながらも、その態度と約束を実際の行動で示すよう要求した。

 温首相は日中交流の長くて深い関係を指摘した上で、「日中関係を新たな歴史的段階に推し進め、平和共存や世代友好などを実現する」と表明し、戦略的互恵関係の構築に向けて(1)相互信頼の増進(2)大局的な視点(3)交流強化-などを訴えた。

 歴史問題については「日本政府は侵略を公に認め、深い反省とおわびを表明した。中国政府と人民は積極的に評価する」と指摘し、「態度の表明と約束を行動で示すことを心から希望する」と述べた。

 演説を受け、安倍首相は12日夕、「日中両国は長い歴史がある。さらに未来志向で戦略的互恵関係を築かなければいけない。温首相の訪日はその大きな第一歩だった」と記者団に語った。

産経新聞の記事が一番適切だと思った理由は、産経新聞以外の新聞は、日本側の反省を態度で示すこととは、暗に安倍首相が靖国神社を参拝しないことだとしていました。

ところが、産経新聞はそんなことは書いていません。

中国側の要求とは、靖国問題ではなく、「補償」であることは明白です。

靖国神社や教科書など、中国が日本を内政干渉する目的は、ひとえに補償金を獲得するためです。

温首相が来日する前の日本では、従軍慰安婦の問題が騒がれておりました。

ところが、温首相が帰国した今、その慰安婦問題が解決してしまった錯覚に陥ったような感じです。

しかし現実は、東シナ海のガス田の問題も、中国の軍備拡張の問題も、何も解決されていません。

それなのに、シツカリと日本側の態度に釘をさして、温首相は帰りました。

そんな温首相に、国会議員もマスコミも、好印象であったと言っております。

なんとも、和やかなニッポンであります。

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徳仁天皇が即位すれば国民の皇室への権威が失墜することは火を見るよりも明らかでしょうが,他にも心配の種は有ります. それは,特定アジア3国や反日・売国・左翼勢力による皇室の政治的利用にまんまと乗せられかねない,ということです. つい先日,中国の温家宝首相が天皇陛下に北京五輪の開幕式に陛下、皇族の出席を政府の頭越しに“直訴”しました.これに対して陛下は「自分の外国訪問は政府が検討いたします」と述べられましたので(少なくともその場は)事なきを得ましたが。 http://www.iza.ne.jp/news... [続きを読む]

受信: 2007年4月22日 (日) 16時06分

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