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ハコモノ行政

財政圧迫の元凶

北海道の夕張市の問題が、全国的な広がりを見せています。

その夕張市の財政を圧迫したのが、いわゆるハコモノなんだそうです。  かつての夕張市は炭鉱の街として栄えていたそうです。しかし、炭鉱が閉鎖されて、今度は観光都市として生まれ変わろうと、国の音頭の下、多くのハコモノを作りました。

ところが、ハコモノを作った後の面倒を見るといっていた国も、地方分権、三位一体の改革なんていって、ハコモノを突き放してしまった。

ハコモノとはいわゆる天下り先ポストの設置場所のことです。 存在しているだけでも、多額のランニング・コストを消費する餓鬼的存在です。地方空港であったり、遊園地であったり、博物館であったり、体育施設であったり、保養施設であったり、イベント施設であったり・・・、とにかく損をしていようが、使われていまいが、そんなこと関係なく、赤字の補填は地方の財政でまかなわれています。

その赤字が余りにも巨額になり、地方では賄いきれなくなり、現在の状況に至っています。

中には民間の再建団体に頼む地方役場もあったり、核燃料の終末処理場として名乗りを挙げた町も出てきているようですが、その中で、あいかわらずハコモノをつくり続けている地方があります。

おそらく、出納長が眠っていて、財政の計算をしていないのでしょう。もし、計算をしだしたら、そんなこと、絶対にしないはずです。

どうせ税金で作るんだ・・・。夕張市の事例があっても、まるで他人ごとです。

そんなことを考えながら、今朝の朝刊の隅を読んでいたら・・・

愛称は「うみえーる焼津」  なんて見出しがありました。

実は、拙宅の近くに、かつて東洋一の遠洋漁業の基地と言われた「焼津港」があります。

その焼津港は、県が管理する漁港ですが、最近、巨額を投じてたいへん大きな立派な漁港に整備されました。

その真ん中に、海洋深層水取水施設が作られ、その関連施設として、深層水の体験施設「アクアスやいづ」が昨年オープンし、今度その隣に、地域産物販売提供施設「うみえーる焼津」が来月オープンするのだそうです。

そんな記事を見つけて思いました・・・。

焼津市の財政は大丈夫だろうか ?

深層水を体験する「アクアスやいづ」という施設は、海洋深層水をどのように利用したらよいのか、県民や市民にに公募して誕生したものです。

タラソテラピーとして、海洋水を使った、画期的なものとして期待されましたが、とにかく企画が公務員感覚によってなされてしまつた。

つまり、東京の著名なデザイナーさんに頼んで、超芸術的に造られた高価なものになっています。

漁村のじいさん、ばあさんが利用するようなものではありません。

それで出来上がった施設は、たいへん利用しづらくて、オープン当初から閑古鳥が鳴いています。市民の意見がまったく反映されなくて、見栄えだけを追及した典型的なハコモノです。

それで今度は、市民の懸念に中で、またしても「アクアスやいづ」の隣に、販売施設を作ってしまったのです。

焼津市には既に、第三セクターで、10年以上をかけてようやく軌道にのりかけた「焼津さかなセンター」という販売施設があるのに、またしても市民の負担が増えることになります。

もう、焼津市にはそんな体力なんてないはずです。

焼津市といえば、東海地震が予想されている地域です。そのために、強行的に、区画整理、土地の再開発をしたので、多くの市民は家の建替えを余儀なくされて、税金などが減免になっている状態です。

つまり、地方税が徴収しづらい状態です。

ましてや、焼津市が期待しているサッポロ・ビールも、株の敵対買収騒ぎの渦中です。

「山之内製薬」も、「ゼファーマ」「アステラス」と、近年呼称を変更しています。

そんなわけで、企業からの税金もそんなに期待できる状態ではないのですね。

隣の大井川町との合併が取りざたされている中、漁業の街、焼津市はどうなって行くのでしょうか・・・。

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コメント

私は以前「サンライフ焼津」のプールを利用してました。聞くところによると「アクアスやいづの中にプールが出来たので、閉鎖した」との事。残念。値段が手ごろで良かったのに・・・。
「アクアスやいづ」のパンフを見ましたが、価格的に気安くいける場所ではないと感じました。
毎日私は、アクアスやいづを横目で見ながら通勤してます。

投稿: ポン | 2007年3月12日 (月) 15時56分

ポンさま、ようこそ、いらっしゃいませ。
同郷の方と確認できる人からご訪問いただき、嬉しいです。
さて、この「アクアスやいづ」を焼津市長の戸本氏に基本的構想を提案した責任上、非常に憂慮しています。
小生は、市民の憩いの場として、富士山の見える一等地に海洋深層水利用施設を建設するように提言しておりました。
ところが、観光資源として利用してしまったのです。
たしかに、観光資源の開発は国策ではありますが、それと切れ離さなければ単なるハコモノとして埋没すると言いましたが、聞き入れてもらえませんでした。
そうして出来た物は、ご覧の通りであります。ハコモノは、政治家にとっては美味しいものでしょうが、後々禍根を残す元凶であることを充分知るべきでした。

投稿: あらま | 2007年3月12日 (月) 16時32分

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