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生体解剖

フィリピンでも

なぜか知りませんが(ホントは知っていますが)、小生の住んでいる県では、現役及び退職教師による太平洋戦争史の研究が盛んで、旧満州の 731部隊など、日本兵の残虐行為を告発するような著書を発行する教師もいます。

そうした教師らの著書を読むと、 731部隊の‘生体解剖’事件や生体毒ガス実験など、元日本兵のやったことは、まるでナチスと同じではなかったかと思ってしまいます。

坂本冬子女史も、戦時中の九州大学病院の生体解剖を記事にされています。

こうした生体解剖が、フィリピンでも行われていたことが、今朝の朝刊に載っていました。

それによりますと、旧日本軍がフィリピンのミンナダオ島で行った捕虜の生体解剖について、元海軍衛生兵(84)が、昨日までに証言したそうです。

「なぜ今更証言するのか・・・」と、反対する戦友もいたそうですが「このままでは埋もれた人が浮かばれない・・・」として、悲しい歴史を伝える決意をしたのだそうです。

その証言によれば、この元衛生兵は海軍の第三十三警備隊の医務隊に所属。

生体解剖が始まったのは、1944年12月。翌 45年 2月まで続き、女性や子供 約 30人が犠牲になったと言います。

軍医の「おい、やるぞ」という一言で始まり、息を吹きかえすことがないように、最後にロープで首を絞めたそうです。

遺体は部下が運び出して埋め、解剖は医務隊だけの秘密にされたそうです。

証言した元衛生兵は、61年間家族にも言えず、夢にも現れ苦しみ続けていると言います。

このように、最近、元日本軍兵士の‘証言’が続出しています。

忘れたい体験、誰にも話したくないことなのでしょうが、余命いくばくともなると、後世に残しておかなければと思うのでありましょうか・・・。

どうも、戦時体制ともなると、人間はその‘狂気’を露呈するものだと思います。

ナチスのユダヤ人への虐殺。

アメリカ兵のイラク国民への虐殺。

中国人のチベット人への虐殺。

戦時体制になると、もう誰にも止められないものがあるようです。

だからこそ、戦時体制に陥らないように、私たちは努めなければならないと思います。

しかし、だからと言って、自国の防衛を緩めてよい理由にはならないとも思います。

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