NHKのデンパ放送
相変わらずの理想主義
昨夜のNHKスペシャル、『ラストメッセージ(全6集)第2集「核なき世界を 物理学者・湯川秀樹」』を見ました。
生誕百年を迎える 日本人で最初にノーベル賞を受賞した物理学者、湯川秀樹博士のもうひとつの顔を紹介していました。
それは、“科学者の責任”として、先頭に立って核兵器の廃絶運動に乗り出した平和主義者としての湯川博士です。
湯川博士は、「核抑止論では核は拡散する」と警告し、あくまで廃絶しなければならないと主張しました。
しかし、状況は悪化するばかりで、晩年の博士は、ガンに侵されながらも「核廃絶の道は必ずある、人類の叡智を結集すべきだ」と繰り返し、言い続けました。
小生は、その湯川博士の理想には最初から無理があると思います。
なぜなら、世界中の人たちが、博士のような良心を持った人たちばかりではないからです。
例えば、京都会議においても、抑止核を主張する科学者を説得するために、被爆直後のヒロシマの様子の映像を、ノーカットで延々と5時間もの間流し続けたそうです。
その衝撃的な映像に科学者らは言葉を失い、核廃絶のために世界連邦という理想郷の実現に向けての署名をしたそうです。
しかし、北の将軍様にこの映像を見せれば、恐らく核装備の確信を深めるばかりでしょう。
テロリストと言うのは、そんな人種なのです。
博士は、ノーベル物理学賞を受賞したわけですが、そのノーベルは、ダイナマイトを発明し、それが戦争に転用されたことを悔やんでノーベル賞を創設したとされています。
いったん発明・発見されたものは元に戻らず、いよいよ発展・拡散するものです。
熱力学の第二法則が示している通りです。 ノーベルは、ダイナマイトが拡散することを認め、それ以上に世界に貢献した人を顕彰する道を選びました。
ところが、湯川博士やアインシュタイン博士らの平和グループは、核の拡散を否定し、理想を追う道を選びました。結果は自ずと明白です。
ですから、‘廃絶’などという発想ではなく、科学者は、核を技術的に封じ込め無力化することの研究を進めるなど、科学者に出来る具体的な策を講じるべきです。
逆に、理想を追う平和運動は、テロリストの行為を助長するだけです。
そんなわけで、あいかわらず平和ボケ放送を繰り返しているNHKです。
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