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憲法停止

平和憲法のジレンマ

今日は少し刺激的な話題です。

小生は、他のホームページで、日本が有事の際に、日本国憲法の‘停止’の可能性を示唆したことがあります。

つまり、有事の際にそれに的確に臨むために、政府が非常事態を宣言して、戒厳令を敷いて、憲法を停止する措置が採られる可能性についてです。

Photo_52 憲法が停止されることによって、自衛隊は戦闘が可能となり、専守防衛の枠も外され、集団的自衛などを論ずることなく、的確に現実的な自衛が出来るようになります。

憲法停止という措置は、最近ではタイのクーデターのときにもありました。

タイの場合は、軍隊がクーデターを主導したわけですが、結局、無血で、政権が交代されたわけです。

さて、日本の場合ですが、小生は、かつての三嶋由紀夫のように、自衛隊が立つことを促しているのではありません。

実際に、日本が攻撃された場合、いくらアメリカとの安全保障条約があるとはいえ、アメリカ人の青年の血ばかりに頼ってはいられないと思います。

自分の国家の危急の際は、憲法解釈などをしている暇はないのです。

Photo_51 特に、事実上、核戦争をも辞さない態度を示すようなご乱心の将軍様を隣人に持っているのですから、こうした事態に備えて、憲法解釈を進める一方、憲法を停止してまでも国を守る議論もあってよいような感想を持っております。

北朝鮮には、戦闘意欲があります。

一方、日本や韓国の国民の間には戦闘に臨む気構えが、いまのところありません。

その温度差が産む悲劇を予想すると、はたして日本国民は、こうしていて良いのかと思います。

【追加】

ところで、現行の日本国憲法は、戦争を放棄しています。

その放棄の範囲は、侵略・自衛を指定していませんから、すべての戦争行為に及んでいると考えるのが自然でしょう。

もはや、拡大解釈を繰り替えして、憲法を守ろうとすることには、この期に及んでは限界ではないでしょうか。

前文を読んだ印象として、平和憲法の存在理由は、周辺国が、常識ある国家だと信じられる場合だけだと思います。

ですから、周辺国が日本が望むような常識国家ではないことが明らかになった以上、だましだまし運用する理由はないはずです。

「ペンは剣より強い」といいますが、それはまだ剣が振り下ろされるまでのことです。剣が振り下ろされてからのペンは無力です。

そんな考え方をする小生は、右寄りでしょうか ?

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憲法」カテゴリの記事

コメント

太田光首相の憲法9条論はご存じでしょう。あらま様と二人であれをネタに競作しましょう。
私は明日とあさってで考えます。
これは楽しみだ
お互いの作品は双方のウェブにアップできることとしましょう。

投稿: 佐為 | 2006年10月13日 (金) 20時20分

佐為上人さま、ご提案ありがとうございます。
上人さまと小生とでは格が違います。
ですから、身に余る光栄であります。
日ごろお世話になっている上人さまのご提案ですので、喜んでUpさせていただきたいと思います。
あまりの幼稚さに笑わないで下さいね。

投稿: あらま | 2006年10月14日 (土) 05時58分

憲法の停止はどなたが行うのでしょうか?

御名御璽は必要でしょうか?

もしそれが失敗に帰し、敵国の理不尽な裁判で死刑にされる覚悟くらいは必要でしょう。

天皇陛下に責任追求が及ぶようなことをするなら、やめるべきと考えます。

投稿: | 2008年9月13日 (土) 22時24分

ななしさま、古い記事にコメントをいただけるなんて、嬉しく思っています。ありがとうございました。

さて、憲法停止は、内閣総理大臣がするもので、天皇陛下と全く関係がありません。

つまり、内閣総理大臣が全ての責任を負い「憲法停止」を宣言するのです。

そうすれば、自衛隊をはじめ、各部署が思い通りの国防が出来ます。

もし、失敗しても、責任は内閣総理大臣にあるので、彼が腹を切ればよいのです。

陛下には一切の責任は及びません。

投稿: あらま | 2008年9月13日 (土) 22時39分

>> 内閣総理大臣がするもの

実質的には首相だけの判断とはいえ、「自衛隊など実力部隊」が、国会占拠くらいしなければ、無理だと思います。(野党陣営を武力で押さえつけるため。)

果たして自衛隊がそれだけの実力を指揮できるでしょうか?(北朝鮮や中国のことは批判出来なくなります。)

なお現行憲法の冒頭には先帝陛下の御名御璽があり、私としては陛下のご信認が無い限り、道義的に不可能と思います。

それは前の「帝国憲法」をも無視する暴挙であるとおもいます。私は先帝陛下の御名御璽を無視することは、「不敬」にあたると考えています。

ちなみに現行憲法を無視しても、罰則には問われません。

ただ別の弾劾(刑事罰)が待っているだけでしょうから、その覚悟が必要ですね。

投稿: 先ほどの名無 | 2008年9月14日 (日) 00時54分

先ほどの名無しさま、重ねてコメントをありがとうございます。

朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。
御名御璽
昭和二十一年十一月三日

このように、憲法は天皇の名の下に発布されたものですから、それを一介の総理大臣ごときの判断で停止させることは、天皇に申し訳が立たない・・・というお気持ちはよく分かります。
しかし、ここで論じているのは「廃止」ではなく、「一時停止」です。
つまり、安全のために、一旦停止すると言うことで、憲法を反古にするということではありません。
平時に戻れば、再び平和憲法をやっていれば良いことです。
ご存知の通り、現行憲法もだいぶくたびれてきました。
本来なら、他国の憲法と同様に、改正を繰り返して、リフレッシュすべきものです。
しかし、日本国憲法は、改憲条件のハードルが異常なほど高いので、まったくリフレッシュされていません。
つまり、疲弊している憲法は、有事に耐えられないので、そのときだけお休みいただこうという発想です。
幸か不幸か、憲法には、「廃止」「停止」が記されていません。
今回の小生の発想は、そのアナを突いたもので、憲法そのものを損なうものではなく、したがって、陛下の押された印をキズつけるものではないと考えます。
しかも、軍事政権を樹立するためではありません。
憲法を停止すれば、自動的に国会も停止。
もちろん、そのときは全てが停止になれば不具合が生じるわけですが、座して死を待つよりも、国民の種を残す意味では、究極の選択肢になると思いますよ。

投稿: あらま | 2008年9月14日 (日) 08時33分

>>座して死を待つ

いや、「座して死を待つ」つもりでなければ、首相は憲法停止は出来ないということでしょう。

「逆賊として極刑」覚悟で日本を救え、といわれるのでしょう。しかし、総理とはいえ一平民にどれほどの権限がありましょうか。

よしんば一国の総理が、憲法停止を叫んだところで暗殺団が起こり、泥沼の内戦が予想されるでしょう。

百歩譲って「憲法停止」が出来る場合を想定してみます。226事件と終戦の英断で先帝陛下は立憲君主の原則をあえて曲げ大権を振るわれたことがありました。

上記を現行憲法で有効というかそうでないというかは停止を前提としているので無意味でしょうが、やはり憲法を停止することが可能なのは天皇陛下はじめ「摂政」になり得る皇族男子の方々だけに限られるでしょう。

(現行憲法では天皇の権限は何も認めていませんが、法の公布をはじめとする国事行為をしないならば、国政は大混乱になるといわれています。)

投稿: 更なる名無し | 2008年9月15日 (月) 01時02分

>> 幸か不幸か、憲法には、「廃止」「停止」が記されていません。

まずは前文に抵触します。

「われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」

総理大臣の「命令」は「停止」は何らかの「実質的」には「法令」と考えられますよ。

前文の有効性に関しては過去の判例ほかで疑義はあるところですが、その「判例」云々を以って「停止」という異常事態での無効性を論じるなどトートロジーであり「意味が無い」でしょう。(憲法停止ということは、裁判などもうまく機能しないということですから判例など何の根拠もなくなります。)

現行憲法は天皇自らが、詔勅すら勝手に出せぬよう自らを縛るために憲法を自らの意思で公布した形になっているのです(立憲君主制の基本です)。よほどのことが無い限り、君主は下々に口など出しません。

もし戦争が必要だというなら「現行憲法でも解釈改憲で戦争が可能だ」くらいの論議がむしろ必要ではないでしょうか。

私はそんな議論に組するのは大反対ですが、頭脳体操的なロジカルな議論ゆえあえて考えてみました。

投稿: 先ほどの名無しの名無し | 2008年9月15日 (月) 01時20分

先ほどの名無しの名無し さま、いろいろとご教授をありがとうございます。

まず、「憲法停止」が、憲法の前文に抵触すると言うことですが、わが師・佐為さまが、ホームページの中で、以下のように記されています。【以下、引用】

4. われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

論理的に考えてみよう。
まず憲法について
この文章は憲法前文である。よってこの前文と矛盾する本文があるはずがない。また、憲法が改正された場合、当然新しい前文、本文があってしかるべきであり、そのときもまたその前文、本文が矛盾するはずもない。他方、現在の憲法前文が改正された憲法の本文を規定できるはずがなく、この文章の語っていることは自家撞着あるいは数学的不定である。

「法令及び勅令を排除する」
かなり力んで語っているのは分かるが、いったいこの語句も論理的なのだろうか?
この文章を書いた人はこの憲法及び前文が改定されることを想定していないのだろうか?
およそこの絶対的な言い回しは論理性からは程遠いとしかいいようがない。
前文の文言としては非論理的な文章は不要、不適であろう。

【引用、終わり】  (引用元、http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/zenbun.htm )

つまり、ロジカルにこれを解釈しようとすれば、すぐに自己矛盾に突き当たるのが、この「日本国憲法」の特色です。

ところで、この「憲法停止」という考え方は、国民の同意を得るものではありません。
いわゆる、超法規的暴挙です。
したがって、我々国民が論ずるものではなく、小生が首相の立場になった場合、自分の腹を切る覚悟で、有事のときに何が出来るかを考えたものです。

一旦、有事になれば、憲法も法律も条約もなく、そこは「生きるか死ぬか」の修羅場に化します。
そんなときに、平和憲法を論じて、何の意味があるでしょうか。
それよりも、国のリーダーとして、どうしたら国民を守ることが出来るのか、あるいは民族の種を残すことが出来るのかを考えなければなりません。
解釈憲法で「応戦」したとしても、それにかかるには、国会を召集したり、裁可を仰いだり、手続きが必要です。
モタモタしている間に、首都に一発ミサイルが落ちれば、この国は終わりです。
そんな気急な時に、全権をもつ大統領みたいな人の判断と実行が必要になります。
ところが、日本には、強大な権限を持つ大統領がいないのです。
憲法や法律を改正して、そうした巨大な権力を持った首相が出現すれば、こんどは「皇室」とのかねあいという新たな問題が生まれます。
そんな議論は不要だと思います。

いま、こうしている間に、もし、北朝鮮がわが国の首都に向けて核ミサイルを発射すると言う情報を得た時、自衛隊の最高司令官の「首相」が、独断で、憲法を停止して、自衛隊にミサイル発射施設を攻撃するように命じることが必要になってくるという一つの「提案」であります。

一瞬の躊躇が、多くの国民の命を奪うことを考えれば、首相の立場として、いつでも腹を切る覚悟が必要であると言うことを言いたかったのであります。

いま、国境警備に当たる自衛隊や海上保安庁、海上警察、航空警察隊など、非常な緊張を強いられています。丸腰で国を守ること(武器を使用できないと言うことだけではなく、必要な時に必要な法整備がなされていないことを含む)が、どんな意味を持つものなのか・・・

さらに、日本の『国体』の維持のために、陛下に責任を負っていただくようなものではダメです。あくまでも、臣民が責任を負うものでなければ、皇統にキズがつきます。

そうしたことを考えた時、いまの制度で国が守れるのか大いに疑問でありますので、少しでも国防の可能性があることを考えてみました。

投稿: あらま | 2008年9月15日 (月) 09時21分

>> ところで、この「憲法停止」という考え方は、国民の同意を得るものではありません。いわゆる、超法規的暴挙です。

これがお分かりなら十分でしょう。暴挙ですから。

まあほかの国会議員は「首相は気が触れた」と無視するでしょう。

まあ、一番ありうるのは「首相以外」が暴動を起こし国会「占拠」し、憲法停止を「実力」で宣言するくらいでしょう。

しかし自衛隊くらい説得できないと何の「実行力」はありません。自衛隊が国会占拠することで無ければこんな事態はありえませんから(早期講和論が野党から出されるでしょうしそれを封じるため)。実質的な軍事政権です。

自衛隊を説得できるかどうかで、一切が決まります(たぶん応じないでしょう)。

>> この文章を書いた人はこの憲法及び前文が改定されることを想定していないのだろうか?

「この憲法の原理に反する」改正は最初から想定されていませんよ。だからいけない、とはいえませんし。

まあ、戦後60年以上もたって両院で3分の2集められないのですから、これから先も改正など「現実として」無理そうですけどね。

上記の「暴挙」は、殿中松の廊下で「乱心」の殿が刀を振り回すごときものですから。実力無ければ無力ですが、後は「陛下と臣民の逆賊」として永遠の汚名を着て、本気で切腹する覚悟が必要でしょう。

投稿: 奈々氏 | 2008年9月15日 (月) 11時41分

奈々氏さま、重ねてご教授をありがとうございます。

かつて、『亡国のイージス』という映画がありました。
危急のときに、国防が出来ない日本の現実を突いた問題作でした。
結局、その映画での首相は、超法規的な判断を迫られ、それを実行したのですが、ひとりの「英雄」のお陰で、難を逃れたと言う内容だったと思います。

現実は、もし、仮に他国からミサイル攻撃があって、「空襲警報」が鳴らされたときには、既にミサイルが着弾した後だということです。
そんなのは「国防」ではありません。
つまり、現行憲法では、国防すら出来ないのです。

そこで、現実問題として(現実であってはならないのですが)、「憲法停止」をするに当たって、国民にあからさまに「宣言」するのは、運用の仕方として非常に下手です。
国民や他の議員に知らされないように秘密裏に計画を実行するのです。
必要に応じて、非常事態宣言を発行する場合もあるかもしれません。

ところで、日本で自衛隊に攻撃命令が出来るのは、唯一、総理大臣です。防衛大臣は、単なる命令伝達者です。
総理大臣以下の指揮下では、その命令を検証する間もなく、ただ命令にしたがって、粛々と実行するだけになっいます。
つまり、自衛隊にとっては、その命令が国会を通過して、陛下から裁可が下りたかどうかなんてことは関係ないことです。
ですから、突然の攻撃命令があっても、自衛隊はそれに従うでしょう。

そして、たといその計画が成功したとしても、首相は断罪されるでしょう。逆ソクラテスの毒杯を仰ぐ形でしょうか・・・。
そのぐらいの覚悟は、一国の首相として必要ではないかと思います。
しかし、国民の命を救えば、「汚名」として残るとは限らないと思いますよ。

かつて、国法を破って、勝手に条約を結んだ外交官がいたくらいで、帝国憲法に抵触したのにもかかわらず、帝国憲法の下では裁かれず、東京裁判で裁かれた人がいましたね。
いまでも靖国神社に合祀され、死後もみなに迷惑をかけています。

しかし、今回、小生が「提案」していることは、かの外交官のような国を売るような行為として後世に残るのではなくて、後日、「憲法停止」という措置で、現行憲法の欠陥を穴埋めしたと言う判断が下されば、その首相の判断は支持され、さらに後日、「恩赦」の可能性もあるかもしれません。

まあ、妄想は尽きませんが、「殿上でござる」でないにしても、白刃を振り回すことは、愚の骨頂であることは同意しますが、剣には「隠し剣」と言う技があって、スマートに相手を倒す方法もあります。

総理大臣の「裁量」が、どこまで許されるのか・・・
こうした議論もあってよいと思いますがね。

とにかく、今の憲法の下では、総理大臣は、他国が明らかに日本を攻撃することがわかっていても、そのミサイル基地を叩く命令を下すことは出来ません。どうやら憲法をどんなに拡大解釈しても、それが出来ないようです。

それなら、実際問題として、憲法を一時停止して、超法規的行為で国を守るしか方法がないでしょう。

つまり、対向車線から車が飛び出してきたら、機転を利かせて、無人の歩道に緊急避難するようなものです。歩道通行で逮捕されても、死ぬよりましでしょう。

それとも、「悪法も法なり・・・」と、それを遵守して、死を選びますか。

それが出来ないなら「弱腰外交」を続けて、近隣国のご機嫌を伺うばかりでしょう。

投稿: あらま | 2008年9月15日 (月) 16時58分

>> 「憲法停止」をするに当たって、国民にあからさまに「宣言」するのは、運用の仕方として非常に下手です。

国民が知らない「憲法停止」なんて聞いたこともありません。まずもって国民の国威発揚はあきらめなければなりません。

国民に知られる危険のある「国会」で発表すらしないんでしょうし、責任が及ばないように陛下にも内奏しない。総理と防衛大臣あたりの2、3人でなかよく「憲法なんて無視しちゃえ」というママゴトだけのこと。

それって、いつも法制局あたりがやってる「解釈改憲」そのものですし、何が違うのか良くわかりません。

憲法停止は「軍事政権樹立」覚悟で行うべきものです。私は大反対です。

基本的に核兵器などの軍備増強の期間は憲法を停止しておかねばならないでしょうから、国民が気がつかないはずがありません。アメリカの偵察衛星からもバッチリ撮られるでしょう。

ですから、仲間内だけの「憲法停止」など意味はありません。

だったら堂々と改憲を進めるか、早期講和を図るほうが先だと思いますけどね。

「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」という小泉氏の「迷言」のほうが、よほど「すっきり」すると思いますけど(私はそんなの反対です)。

同時に日米安保も破棄ということになるでしょう。楽しみです。アメリカと一戦交えるおつもりでしょうか?

投稿: 続きの続き | 2008年9月15日 (月) 20時39分

続きの続き さま、コメントをありがとうございます。

>国民が知らない「憲法停止」なんて聞いたこともありません。まずもって国民の国威発揚はあきらめなければなりません。

あのう、何か勘違いをされていませんか。
首相が自衛隊とともに「クーデター」でも起すことを想像していませんか。

小生が考えていることは、安全裏に「国防」をするに当たって、どうすれば「現行憲法」と付き合えるかを考えているのです。

どうやら、タイのクーデターを引き合いに出したので誤解されているかもしれません。

タイにはプミポン国王と言う人がいて、軍も含めて、篤く国民から信頼されていることはご承知かと思います。
クーデター当時、プミポン国王は、軍部と首相を呼び出して和解を勧告しました。両者とも国王の前ではひれ伏して、素直にそれに従いました。
結局、当時の首相はイギリスに亡命して、無血で政権を譲渡したわけです。
そういうわけで、タイにはタイの国情があって、それに沿った政権移譲があったのです。
ところが、タイの現政権は、また、戒厳令を敷いて、亡命した元首相の勢力をけん制しています。

それはさて置き、それぞれの国情に合った憲法の運用があってしかるべきです。
タイでは憲法を停止しても、国王の尊厳までは停止できなかったのです。
日本も同様です。国敗れても、皇室の尊厳は保たれました。

しかし、日本の国民の場合は、戦後レジウムのお陰て、国威発揚に反応する国民は、既に、少ないのではないかと思います。実生活に追われて、国威発揚どころではない状態ですから。
「国家」よりも「個人」、「社会」よりも「現実の経済生活」を重視している傾向がありますから・・・。

更に、少子高齢化で、日本は、70歳以上が 2000万人突破したご時世です。

そういう国民に、「憲法停止」を宣言したところで、国威発揚が望まれますか。もちろん、「憲法停止」宣言をしてもよいのですが、大多数の国民はそれには反応せず、翌日は、定時に出社するでしょう。国民のほとんどは仕事人間なんですから。

さらに、「憲法停止」宣言してから、ミサイル基地を叩くという奇襲作戦では失敗するでしょう。

奇襲攻撃は、秘密裏に行うことが大前提です。不意打ちするから成功するのです。あの真珠湾攻撃でも、国民に予め知らせましたか ?

話しを戻します。

とにもかくにも、国体を維持し、なおかつ「他国からの侵攻を阻止する」ためには、現行憲法では対応出来ないのです。

しかも、専守防衛という内閣法制局の憲法の拡大解釈でも及ばない事態に遭遇するのですから、それに対応しようとするなら、もうこれは憲法を停止するしかないでしょう。

また、核兵器を準備すると言う話ではなくて、また、国民に「総動員令」を出して戦争ムードを作ろうと言う話でもありません。
ただ今、現在の状況で、有事の際に何ができるかを考えているのです。

国防意識を国民に浸透させることは必要だと思いますが、それを論ずる前の危急の状態に対処することを言っております。

それから、現政権の首相に何が出来るのかを考えているのです。ですから、軍を掌握して「クーデータ」をするまでもなく、既に、自衛隊の最高司令官は首相であり、首相の命令には実行する指揮系統は確立しています。ですから、クーデターを起す必要もなく、憲法を停止するからと言って、日米安保条約も破棄、全てを無効にするなんてことは言っておりません。

そういうわけで、基本的に誤解されていると思いますよ。

憲法を停止することと、憲法を無効にすることの意味が違う点を模索しているのです。

つまり、国防に対して機能しない憲法は、「有事の際は、お休みいただこう」という考えです。

何回も書きますが、憲法を否定して捨てる訳ではなく、欠けている部分を補充しようと言う発想です。


投稿: あらま | 2008年9月15日 (月) 22時54分

核なき有事など絵空事ですよ。
核の絡まない有事と見えても、背後に核保有国の影がちらつくものです。

事態後の日米関係も考慮しなければなりません。

あなたのおっしゃっておられる程度の「憲法停止」は、「憲法を無視してもいい」というママゴト程度のものであって、そんなものは別に新しい手法ではない、といっているのです。

大勢に影響力の無い個人的な「ママゴト」程度である。この認識ではどうやら一致していますから、私はなんら誤解していません。

投稿: 続きの続きの続き | 2008年9月16日 (火) 14時31分

続きの続きの続き さま、重ねてコメントをありがとうございます。

「護憲」「改憲」「創憲」「棄憲」など、いろいろな考え方がありますね。

日本では有事法を制定し、いまだに文民統制をどうするかを論じているのですが、本日のニュースによれば、北朝鮮では、テポドン 2号の燃焼実験をしたようですね。

そんな具合に、国防は自国の都合だけを考えていてはダメで、相手国がする行動の可能性に応じたものでなくてはなりません。

したがって、本来なら、日本もスイスのように「自己防衛」の冊子を国民全戸に配布して、国民に国防の意識を高めさせる必要があると思います。さらに、シェルターを備えるなど、地震災害と同様な考え方で有事に備える必要があると思います。

しかし、ほとんどの国民の意識としては「平和憲法が国を守っている」「日米同盟があるから、有事の時はアメリカに頼ればよい」ぐらいにしか考えていないのが実情だとおもいます。

なまじ、「国防意識を高めるためのパンフレット」でも配ろうものなら、憲法違反と声高に騒ぐでしょう。

そんな国民意識ですから、一部の有志が「国防」を考えても、なかなか進むものではないことは承知しています。

だからこそ「奇襲」が必要になるのです。その「奇襲」とは、相手国に対するものだけでなく、自国民の意識に対しても「奇襲」をかけるのです。

それが有事の際の「憲法停止」です。

なんなら、部分的に「第九条のみ停止」でもいいです。

そうした「憲法停止」行為が、違憲であるのかを考えてみましたが、今のような拡大解釈を続ければ、それもアリかな・・・と、思っています。

ところで、軍事大国のアメリカでさえも、約半分の国民が「戦争反対」です。しかし、大統領という強い権力者が、その時代に合わせて、判断して実行してきました。

しかし、日本にはそんな制度はありません。遂には福田首相のような判断の出来ないリーダーが出現するほどのテイタラクです。

そんなわけで、小生は、有事の際には「憲法を停止」するぐらいのハラの座ったリーダーを求めたいと思っています。

それには、われわれ国民の間からも「国防の意識を高揚」させる運動が必要だと思い、こんな愚考をブログに UP させた次第です。

浅学愚昧な小生の考えですから、専門家の人から見れば「ママゴト」「絵空事」に見えるかもしれません。

しかし、現実的には「改憲」ひとつも出来ない日本なんです。
そんな日本国民が、現制度を合法的に壊すことなんて出来るのでしょうか。
どうやら、我々の世代は、戦後というトラウマから抜けきれず、正しい判断が出来ないようです。

しかし、小生は、日本という国は、他国から痛い目に遭わなければ気がつかない情けない国だとは思っていません。

現に、若者を中心に、国防意識の広がりがあるようです。

本来なら「続きの続きの続き」さまが仰るように、核戦争を見据えた国防論を展開し、例えば、アメリカを敵に回しても、自国の国防を確立するのが、独立国としてのあるべき姿だという議論があってもよいと思います。

しかし、今回のこの記事は、そうした国民の意識を待つことを言うのではなく、あくまでも、近隣国の不意に来るミサイル攻撃だけに限定した事態に、どう対処したらよいのかを考えるもので、現行憲法が邪魔になっている事実を指摘しています。

さらに、そんな中でも、現実的な国防が出来ないかを模索した結果「憲法停止」という案を発想したわけです。

それを「ママゴト」だと斬り捨てるのはご勝手ですが、国民の中にはこんなことを考えている者もいるということです。

さらに、ほかのページでは、小生は「棄憲論」を展開しています。

これは、役に立たない憲法なんて棄ててしまえという、さらなる暴論です。
その中で「憲法廃棄物論」を展開しているホームページの紹介があります。

もし、よろしければ、併せてご笑覧いただきご指導を願いたいと思います。

投稿: あらま | 2008年9月16日 (火) 17時03分

>> なまじ、「国防意識を高めるためのパンフレット」でも配ろうものなら、憲法違反と声高に騒ぐでしょう。

本気で訴えたければ、そんなものは命がけで蹴散らすもんですよw そうでないと説得力など持ちません。

>> なんなら、部分的に「第九条のみ停止」でもいいです。

というより、どうせ守る気など無いのですから、変える気すら起こさずに、黙ってじっとしてればいのに、って思いますけどね。(現実に変えられるだけの力もないんだし。)

まあ、大多数の日本人は、日本の安全保障が憲法で守られてるなんて、思っていませんよ(知ろうともしないし、知ったところで役にも立たない)。

憲法なんてものは裁判を起こすときの方便として、役に立つものです。判決には実力としての拘束力がありますから。

投稿: 最期の続き | 2008年9月17日 (水) 20時14分

最後の続き さま、ご指導をありがとうございました。

>まあ、大多数の日本人は、日本の安全保障が憲法で守られてるなんて、思っていませんよ(知ろうともしないし、知ったところで役にも立たない)。

実際のところはどうでしょうか。今までの新聞のアンケートとか、web アンケートを見てみますと、「九条が日本を守ってきたか ? 」の問いに、最高 77%が「そう思う」と答え、他のアンケートでも最低でも、50%を割ることはないようですよ。
そうした根拠があるので、小生は大多数の日本人は「平和憲法が日本を守っている」という認識を持っていると記しました。

>どうせ守る気など無いのですから、変える気すら起こさずに、黙ってじっとしてればいのに、って思いますけどね。(現実に変えられるだけの力もないんだし。)

内閣府では、専守防衛についての新たな解釈に着手していたようですよ。
それによりますと、迎撃ミサイルの拡充だけではなくて、さらに踏み込んだところまで、「拡大解釈」しようとしているようですね。いわゆる「敵地攻撃論」です。
それに沿ったシュミレート訓練が、既に、実践されているとか・・・

ただ、アメリカは、「敵地攻撃」に必要なF22は、日本には売らないとしています。どうやら、その時には、アメリカが直接やるようですね。

さらに、前線の海上自衛隊員らは、法を破ってまでも国を守ると言う意識があるそうです。

つまり「憲法遵守」よりも、更に「大義名分を尽くす」という、大和民族の魂を持っているようです。

なんとも頼もしいではないですか。

どうやら、「憲法停止」論は、なまじ、空論でも妄想でもないようですね。

あとは、憲法との整合性をどうするか・・・。まあ、自己破綻している憲法ですから、そんなことは簡単でしょうね。

いざとなったら、憲法を停止して、政権を放り投げてしまえばいいのですから・・・。

投稿: あらま | 2008年9月17日 (水) 21時16分

>>自己破綻している憲法

自己破綻してない憲法は、この世のどこを探してもありませんよw

理想論は理想論と必ず矛盾するもので、さらに「反対派」は簡単に「矛盾」だと主張するものです。矛盾があるのは当たり前であり、それを利用するのも力関係ということになるでしょうね。

まあ、役に立たないなら最初から利用しない、というのが矛盾してない態度と思いますけどね。(個人の自由ですからご勝手に。)

>> ただ、アメリカは、「敵地攻撃」に必要なF22は、日本には売らないとしています。

ま、当然でしょう。憲法停止で可能な「効力」なんぞ、せいぜいそんなものですw

投稿: 最期の続き | 2008年9月17日 (水) 22時04分

最後の続き さま、
小生はいろいろと妄言を吐いていますが、実際は、テポドンが日本の東北地方を横切った時と同様に、日本政府は何もしないでしょう。
アメリカだって、日本が沈もうと関係ないですからね。
そのために、グアムに基地を移転したのですから・・・
そういうことで、首都、東京に核弾頭が着弾してから、空襲警報が鳴るでしょう・・・
あっ、空襲警報システムが核爆発で破壊されているでしょうから、結局は、何もしないで日本は最期を迎えるのでしょうね。
チャン、チャン・・・。。。。

投稿: あらま | 2008年9月18日 (木) 01時15分

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