戦後のドサクサ
成金さん
これを読まれるかた。 腹が立ってきても当方は責任を負いませんから・・・悪しからず。
最近は、デイトレーダーといって、パソコン2台並べて、株の取引をして儲けている人が多いそうですね。
儲けている人がいるということは、恐らく損をしている人もいるでしょう。
しかし、人情なのでしょうか、儲けていることのほうに話題が進みます。
小生も、以前から公開株券を持っていました。持っていたというより“持たされていた”という表現のほうが適切でしょうか・・・
それが箪笥の片隅に納められていたのが、最近の“掘り起こし”政策で、見直すことになり、邪魔に思えてきたので売り注文を出しました。
それで得た小金を元手に、ちょいとデイトレーダー気分を半年間あじあいました。
それが実に面白いのですね。安く買って高く売り抜けると、ホントに儲かるのです。
アッという間に、元金が数倍に膨らみました。
元金 200万円で、6億円稼いだ学生さんたちが紹介されていますが、あながちウソではないと思いました。
しかし、これはバブルですね。文字通り“濡れ手に泡”です。 ホントは、“粟”ですね。
こうした人たちを「成金」といいますね。たいした知恵や知識、或いは経験がなくても大金が転がり込む。しかし、深追いすると命取りになる類です。 (もちろん小生は、お小遣い程度になったところで、勝ち逃げして辞めました)
小生のある親戚は、もっとすごい。
戦後の「農地法」をご存知でしょうか。 小作人が農地を戴いちゃう法律です。
そのお陰で、広大な平地を戴いちゃったのです。
現在は、その農地を、工場やパチンコ屋さんに貸して、賃貸料で生活しているらしいのです。 (もちろん、少ーし農地を残しておいてあります)
その土地のなかに、利用しがたい箇所がありました。なんと、そこに国道のバイパスが通るのですね。国道だから、高いお金で土地を買ってくれます。
カネのある人にはかないません。ゲームセンタ、フットサル、なんて施設を作れば大当たり。
極めつけは、温泉が出てしまったのです。知ってますか、温泉は発見した人がその所有者になれる場合があるということを。
施設の建設のために井戸を掘ったら、温泉が出るなんて、なんという運でしょうか。
もちろん、それも貸しています。絶対に直接経営はしないのです。
戦後のドサクサにまぎれて出来た、法律。
マッカーサーの置き土産は、憲法九条だけではないのですね。
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コメント
あらまさんは幅広く知識があり敬服します 戦後のマッカーサー置き土産で、戦後の没落地主の息子で土地を耕作してなく小作人に任していた地主は田畑は一丁5反までは残せたがそれ以外は小作人にただ同然で払い下げなり(山林は取られなかった)お袋は少しでも子どもたちに残そうと思い、した事もない農作業しお袋亡くした。父親は見栄ぱりで、学校の奉拝殿(天皇陛下を御祭館)やお寺に寄付したり、兵隊に取られた小作人家に援助し、またタンクの絵の国債は戦争に負け紙くずに(こおり箱5個有った)ただ同然でもらったと小作にの方が土地貸したり、売ったりして、働か無く暮らしてるのを見るとお袋を亡くした私は口惜しさと悲しさが、お彼岸参りから帰ってあらまさんの読み涙が出てしまいました。
投稿: ふくろMAN | 2006年9月24日 (日) 10時00分
ふくろMANさま、コメントありがとうございます。
正直者がバカを見る・・・そんな世の中がよい筈がないですね。
しかし、現実的には、運がよい人は、いつまでも運がよく、逆に、次から次と問題が降りかかって終わってしまう人もあります。
この世に、自由・平等なんてないですね。
ときどき、神も仏もないなんて思うことがあります。
しかし、それでも自分の生涯に感謝できれば、それが幸せだと思うことにしました。
投稿: あらま | 2006年9月24日 (日) 11時52分