直接対話できない首相
今も快調、ブッシュ・ホン
北朝鮮がミサイルを発射すると、すぐにアメリカ大統領のブッシュさんは、東アジア六カ国首脳と、お得意 ? のブッシュ・フォンで、直接対話したと伝えられました。
ところが、日本の小泉首相は、中国の胡錦濤主席や、韓国の盧武鉉大統領とトップ会談したとは伝えられません。
それどころか、森前首相は「すぐ電話をかけられるようでなければ日本は本当の意味でのアジアの大国ではなくなってくる」と批判したと伝えられています。
相変わらず、首領・森さんは、首相を上げたり下げたり。それでも、首相はブレないで我が道を行くでしょう。
しかし、小生も小泉首相は、中国の胡錦濤主席や、韓国の盧武鉉大統領に電話をしてもよかったと思いますよ。それで中韓首脳と話し合いに応じてもらえなかったとしても、小泉さんの恥でもなんでもなかったと思います。
それも全くせずに、諸問題を残したまま、中東へ旅立ったとするなら、それは少し問題だと思います。
確かに中東和平も、世界の安寧の為に重要には思いますが、今は日本も危急時です。こちらの火種に引火しそうなのに、わざわざあちらの火災現場に行くことはないと思います。
今回のミサイル問題で、東アジアの中で、特に問題意識が強いのが日本です。
ところが、日本の首相が外遊にいく程度ですので、国連も北朝鮮の問題なんて、そんなに重要な件だとは思っていないでしょう。
日本が、国連で主導的立場に立ちたいならば、小泉首相は、他の日程をキャンセルしても、この問題を全力で取り掛かるべきでした。
まさか、ポスト小泉レースを傍観してらっしゃるのではないでしょうね ? !
【追加 13日】
13日発行の、小泉内閣メールマガジン・第242号で、小泉首相は中東和平を論じていました。
確かに仰せのように、中東和平は世界の安定には欠かせない重要な問題で、日本がそれに関与する重要性も、重ねて理解できます。
しかし、今、日本の首相として、中東問題に軸足を置くべきことなのでしょうか。
小生は、おおよそ小泉首相については評価していました。
しかし、この時期の首相は、自分の花道へのシナリオを演ずることに拘りすぎていると思います。
いま、国連での日本の「強硬姿勢」が評価もされ、非難もされています。
六カ国協議国の首脳らは、静観の構えでありますが、外遊を控えているように思います。
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