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「丸なげ、丸のみ」

どうした、自民党 ?

メール問題でガタガタだった民主党が、小沢党首に代わってから快進撃です。

「共謀罪」法案成立を目指す自民党。その自民党が民主党案を「丸のみ」しようとしました。

ところが、危惧感を抱いた民主党は審議拒否。結局、今の国会での成立が困難となり、先送りの公算が強くなりました。

自民党は対案を「丸のみ」することによって、「成立」という目的を達成しようとして失敗 ? 。小泉政権の安泰な花道計画に、陰りが出てきた感じです。

しかし、そんなことよりも、自民党の「主体性」を疑います。

今年度にはいり、安倍官房長官が、自らの下に政策研究会を発足させたことに、自民党の政調会長が「屋上屋」を作るようなものとして、不快感を表した事がありました。

つまり、政策そのものを自民党で決めないで、「アウトソース」に頼ろうとするものですね。実はこれ、官僚政治形体に対する「逆襲」との見方がありました。

今までの政治は、官僚が「立案」に強く係ってきました。ところが、官僚が余りにも強くなりすぎて、その弊害が明かになってきたので、どうしても「官僚離れ」をして、構造改革を断行しなくてはならないわけですね。そのためには、官僚に代わる新たな政策立案システムが必要となったのです。

ところが、従来の自民党の政務調査会は、いわば族議員の集合体で官僚との癒着が強く、そのままでは「官僚離れ」が出来ないのですね。そこで、安倍官房長官が政策の立案のための「官僚離れ」したあらたな私的諮問機関を設けたわけです。

それはそれでよいのですが、肝心要(かんじんかなめ)の政策の立案から作成までを「丸投げ」するという体質は、変わっていないのですね。つまり、アメリカ式のブレーンを活用するのとは意味が違うのです。要するに、参考のためにアウトソースを活用するのではなく、立案そのものを外部委託しようとするものです。

そうした体質が、今回の「丸のみ」という行動に反映したとも言えるのではないかと思うのです。

いままでリーダーシップを取ってきた小泉さんは、既に後継者レース観戦を楽しんでいる様子です。

リーダー不在の自民党は、さながら「烏合の衆」のような有様です。自ら責任を持って言動する人がいないのですね。

そこで、民主党の小沢さんが台頭してきたわけです。もしかしたらこの調子で行けば、ホントに今秋「小沢内閣」が誕生し、安倍内閣はシャドウとして下野しているかもしれませんね。

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