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東京地検が村上ファンドを捜査

マネーゲーマー・村上ファンドとは何か?

いわゆる村上ファンドの正式名称は、「M&Aコンサルティング」。創業者は村上世彰氏ですが、代表者ではなく、取締役となっています。しかし実質的な経営者は村上氏でしょう。

村上氏は、1999年に通産省のキャリア官僚を退職し、M&Aコンサルティングを立ち上げました。彼の手法は、敵対的株式公開買い付け(経営者の同意なしに株式公開買い付けをすること)で、話題を集めました。

以後、もの言う投資家として、日本の株式市場にアングロサクソン的な資本主義原理を導入。そして、実力がありながら評価の低い企業をターゲットに買収工作を進めていきました。

ニッポン放送(2003年)、大阪証券取引所 (2004年)と、たて続けに巨額の株式の買収を進めて大きな成功を収め、現在の運用資産規模は凡そ2000~3000億円に膨れ上がっているといいます。

開業当初の運用資金は、村上氏の支援元企業となるオリックス などから調達されたものとみらています。オリックスは「M&Aコンサルティング」に出資すると同時にファンドそのものにも約100億円前後の投資を行っていました。(現在は、出資金に関しては引き上げているといいます)

従来の社会主義的性質が強かった日本経済に変容をもたらすものとして、彼の手法は市場でも高く評価されました。

しかし一方では、村上氏の手法を非常に嫌う人もいました。特に阪神株買収にあたっては、買収を進めると同時に阪神球団の上場させる考えがあることなどを発表し、マスコミにも積極的に姿を現してくるようになりまた。

こうして市場では、世間を騒がすことによって買収を仕掛けて企業の株価を吊り上げ、売り抜けを行う、単なる投機屋ではないのかという風評が強まっていきまた。

もし新聞報道が事実だとすれば、村上氏の風評(悪評)は、あながち見当はずれではなかったと言えそうですね。

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コメント

村上ファンド問題では、本人が本当のことを言っているかどうかは分からない。ルール違反をしているところは問題ですが、金融分野ではアメリカなどに比べ遅れているので、こんなことでただでさえ遅れている分野を閉ざすと、これからの日本は何で飯を食っていくのか。反対の人はその分野を教えてください。

投稿: モモ | 2006年6月10日 (土) 15時37分

モモ様、コメントありがとうございます。
日本は一般的に、保守的で、「出る釘は打たれる」社会ですね。
村上容疑者や堀江被告は、確かに法律を犯したようですが、たまたま(・・・と言うより、計画的に)ネズミ捕りに引っかかった感じで、「インサイダー取引」や「風説の流布」をしている人は、他にもたくさんいると思います。
しかし、日本は何をやってもよい自由社会ではないですね。
今回は、若者の暴走にたいして正常にブレーキが働いたと見てよいではないでしょうか。

投稿: masasan | 2006年6月10日 (土) 17時21分

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