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2006年6月

人を見たら、悪人と思え

『平和のための戦争学』

と、いう本が紹介されていたので、読んでみました。

実に、面白かった。おおいに参考になりました。

著者は、自衛隊の元幹部(作戦幕僚)ということで、真に迫った内容でした。

この本は、2003年の11月に初版が発行されていますから、書店の店頭には、もう見あたらないと思います。小生の通う図書館にもなかったので、図書館同士のネットワークを利用して、他の市の図書館から借りてきてもらいました。(なんと、県境の市の図書館の蔵書でありました)

よい戦争なんてないことは当然ですが、この本は、人体の免疫機能から、防衛戦の正当性を説いていると思います。つまり、生存のためには戦争も必要と言う解釈ですね。

当然であります。人体に免疫機能がなければ、細菌などに犯されて、たちどころに死んでしまいます。その免疫が、防衛であり、我々が特に意識しなくても、勝手に戦ってくれて勝利しています。

ありがたい事ではないですか。

しかし、日本の防衛は、無意識のうちに、安保条約の同盟国アメリカが守ってくれるなんて思っていたら、大間違い。

アメリカ軍は、日本のアメリカの基地に飛来してくるテポドンには迎撃しても、拙宅に落ちてくるテポドンには、迎撃してくれない事ぐらいは、小生でもわかっています。もちろん、自衛隊も警察も、テポドンから拙宅を守ってくれない。

(考えてみると、はたして小生は、自衛隊隊員一人当たりの年収、警察官一人当たりの年収に対して、どれほどの税金を払っているだろうか ? 。 しかし、ちゃんと決められた税金は払ってきましたよ。近所の組み費だって、神社の氏子としての金子も包んだし、寺総代や、お寺にも檀家として、「上」をさしあげてきている。NHK受信料だって引き落とされています。なのに北朝鮮のミサイルから、誰からも守られていないのです ! ! )

だから、自分のことは自分で守らなくてはならない。でも力が全くない。どうしよう・・・。

自分も家族も守れない、サイテーなオヤジであったことに気づいたのです。国民も守れない国家に住んでいるのですから、仕方がないといえば仕方がない・・・。

そこで、日本国憲法の前文を読みますと、性善説だけで解釈しているとしか思えないのですね。つまり、特定アジアはよい人ばかり・・・ですって。

世の中には、多種多様な人がひしめき合っていますね。善人もいるでしょうし、悪人もいるでしょう。善人の中には、次の瞬間、悪人に化けるかもしれない。自分自身もそうであります。

今のところ、小生も絶対人など殺さないと思っていますが、家族が殺されたら、躊躇なく犯人を殺すでしょう。殺せなくても殺意は抱くでしょう。

それが、当たり前ではないでしょうか。こうなれば、もはや、善悪ではないですね。

しかし、そうならないように、日ごろから「心の砦」を築いていく事は、必要だと思います。

この場合の「心の砦」とは、エセ平和論者がいう言葉ではなく、戦争も辞さないという平和希求の心理です。

そして、理想は捨てず、現実を見据えた考えかたです。

「戦争のない平和な世界」を理想とされている御仁から見れば、小生の考え方はおかしい・・・、と思われるでしょう。

そうです、人間とは最初から不合理的な存在なのですから、それを素直に認めることから始めなければならないと、小生は思います。

自分が完全無欠でないのに、相手に完全無欠を求めること自体、おかしいとは思いませんか。

小生は、戦争は嫌ですが、平和の手段としては否定していないところから、本書で言う「平和主義者」かもしれない。

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首相の卒業旅行

5年間のご苦労さん ?

退職金を受け取らないと表明した、小泉首相。

その代わりといっては何ですが、国会会期の延長もせず、重要法案を先送って、盟友ブッシュさんに会いに行く。

「えぁー・ふぉーす・わん」 とか、「えるびす」 とか・・・。ウキウキでしょうな。

昨年の 9・11選挙以来、1年間のお礼奉公も、立派に勤め上げ、本人としては充実の日々だったでしょう。

マスコミでは、5年間の総決算を企画していますが、まだまだ予断は許されませんね。

卒業旅行中に、テポドンが発射されるかもしれない。陸自だって、撤退は完了してしない。何があるか分からない。

前首相の森さんだって、ハワイ沖の練習船と潜水艦衝突事故の際、ゴルフをやっていたと叩かれましたね。

いままで、強運だから、最後まで強運とは限りません。

緊張の糸が切れたときに運は尽きるもの。最後に及んで、『蜘蛛の糸』のように、手元で切れるかもしれません。

P.S.

エアーフォース・ワンに搭乗中に、テポドンが発射。大統領と共に、ミサイル対応の指揮を執る・・・。最後まで、カッコイイ「らいおん」であった・・・と ?

そんなシナリオ、見たくもない。

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脅しは止めよう

サムライたちが、帰ってきた

日本のドイツ・ワールドカップは終わりました。

ハッキリ言って、日本選手の戦いぶりには、不満でした。でも、終わってしまいました。だから、応援する人も、そこで気持ちを切り替えるべきです。

ところが、なんと、いまだに選手や選手家族に脅迫をしている輩がいるとか・・・。

ゲームは、終わっているのです。なのに何故 ? !

その報道を聞いたとき、今年引退した、スキー・ジャンプの原田選手を思い出しました。

その原田選手は、幾度とオリンピックに出場しています。彼は、よい成績を取ることを公言して、自分を奮い立たせるタイプです。

「必ず、よいジャンプをお見せします ! 」と、宣言して、競技に臨んだ原田選手ですが、よい時ばかりではありません。

期待を裏切られたと感じたファンは、原田選手やその家族に「脅迫状」を送ったといいます。

本人も、家族・親戚も、その脅しに震える毎日だったそうです。

原田選手を脅した人は、原田選手に、いくらのお金を払ったのでしょうか。原田選手のスポンサーだったでしょうか。

他人を脅すような人は、きっと、テレビで見ていただけに過ぎない人物だと思います。

今回、蒼きサムライたちは、敗れて帰ってきました。

世界レベルの、その高さを、思い知らされました。

しかし、ゲームは終わったのです。

選手も関係者も、サポーターもリセットすべきです。

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ただ、見守るだけ-2

北朝鮮のミサイル発射騒動

Tepo_1 北朝鮮のミサイル発射 ? という暴挙に対して、国際世論が高まっています。 ところが日本は、マスコミが少し騒いでいるぐらいで、国内世論は形成されていません。

本来なら日本は、もっと構えるべきです もし、日本の経済活動地域に、ミサイルの弾頭、または部品が着弾したら、その被害は甚大であることが予想されます。着弾してからでは遅いのです。

仮に、ミサイルが不発であったり、着弾を逃れた場合、日本はまた、平和を謳歌するのでしょうか。

とにかく、北朝鮮は、自分に振り向いてもらいたいようですね。関心を持ってもらって、さらに援助してもらいたい。そんな屈曲した神経を持っているようですね。

そんな国家を隣国に持ち、疲れるばかりであります。かといって、それを無視すれば、次から次へと難題を持ちかけてきます。

かの国のミサイルの発射準備ができたと言うことは、日本としては正当防衛として、かの国のミサイル基地を攻撃しても「自衛」の範囲内として、国際的には認められるでしょう。(つまり、「共謀罪の適用」です。)

しかし、現行日本国憲法は、それを許していませんね。(共謀罪も、日本では先送りです)

実際に、死者が出なければ動かない。 (死者が出ても、見守るだけ)、 そんな体質が、日本にありますね。

【追伸】

本日、在日アメリカ軍は、偵察機の発進をしていないそうですね。どうやら、ミサイル発射の可能性が少なくなったのでしょうか。

結局、北朝鮮の威嚇行為だったのでしょうか。それとも、日米の情報収集能力を確かめていたのでしょうか。

それならそれで、日本は北朝鮮制裁に踏み切る立派な理由があります。 このチャンスを逃せば、日本は何も出来ない国家として、その無力さを内外に示すことになると思います。

北朝鮮は、日本の制裁発動を待っていると言う観測もありますね。つまり、北朝鮮のこれからおこなう暴挙の責任転嫁する口実にしようと・・・。

それを防ぐために、日本は何もしない、と言う外交の考え方だとするならば、まさしく弱腰外交ですね。 いつまでも、日本は外国から、脅し続けられることになります。

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強運、小泉首相

陸自のイラク撤退

イラクに治安権限を戻して、来月末までに撤退すると言う日本の陸上自衛隊。しかし、空自は、活動範囲を拡大するそうですね。

それにしても、今までイラクに展開している部隊が無事だったことはスゴイと思うのです。

便宜上「安全宣言」をして、自衛隊をイラクに派遣していたものの、誰が見ても、サマワは、安全地域ではないですね。

ですから、もし、かりに事故でもあれば、安全宣言した小泉首相の責任問題は免れないですね。

それなのに、事故もなく、自衛隊の活動がまっとうできそうです。

それによって、日米同盟が鉄壁であることが顕示され、なによりも日本が世界から信頼を得たことは特筆すべきことです。

また、自衛隊は、洗練された「国際救助隊」であることを内外に知らしめ、その必要性が防衛庁の「省」への昇格に弾みがついたことになります。

つまり、自衛隊が国際救助活動をするに当たって、外国の軍隊に守ってもらわなければ活動できないということは、おかしいではないかという議論です。

要するに、国際貢献をする際も、自分の部隊を自分で守る必要性の議論が、自然に湧いてきたことです。

これは、成り行きとは言え、日本の将来の国防をうらなう上で、よい影響になっていると考えられます。

そうしたことから、自衛隊の海外派遣は、「安全」と言う国益の意味がどんなものであるかを、具体的に考える機会を、国会や国民に与えたと考えられます。その意味において、自衛隊海外派遣の果たした効果は、絶大です。

ただし、あくまで無事故で終わることが条件ですね。

小泉首相の強運は、全うするのでしょうか・・・。

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ただ、見守るだけ

テポドン2 発射報道

先日、NHKで、北朝鮮が中長距離ミサイル テポドン 2号の発射準備が完了したことを報道し、麻生外務大臣もそれを認めていました。

人口衛星用ロケットとして、テポドンが日本を横切って、はや8年。忘れかけていた我々を思い出させるようです。

それに関して、イギリス紙も、近日中に テポドン 2号が発射されるだろうと報道していました。

拉致問題が今度のサミットの議題になりそうだとか、アメリカによる経済制裁に対する牽制とも受け取られますが、訳が分かりません。

いずれにしても、アメリカは、たとえ偶発的であってもシッカリ対応すると表明していますが、日本は「見守る」ことしかできないようです。つまり、発射されても見守るだけ。日本の領土、領海に着弾しても見守るだけ。それによって日本国民に被害が出ても、「見捨てない」といいながら見守るだけ。なんとも、日本国憲法は不自由ですね。

そんななか、金正日の後継者とも目されている二男の正哲氏が、ドイツのコンサート会場に現れたとか。

そういえば、田中真紀子さんが外務大臣のとき、長男の正男さんが東京ディズニーランドで発見されたことがありました。

母国国民が、飢えであえいでいるのに、いい気分ですね。

日本も、上は「後継者競争」、下は「蹴球で一憂」しています。なんとも平和な国家です。

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東シナ海ガス田開発

なぜ日本は開発しないのか

江戸時代の頃までの日本のエネルギー自給率は、100%。ところが、現在はたったの4%なんだそうです。そんななか、世界の石油、ガスなどの化石燃料資源の限界が指摘されています。

そこで、資源の輸入に頼っていた日本にとって、領土、領海に資源が眠っているという情報があるのですから、すぐに飛びついてよいと思うのですが、何もしないのですね。それどころか、中国が開発しているのを指をくわえて見ているだけ。一体どうしてでしょう。

小生は、東シナ海の資源は、採取の難しいメタンハイドレードで、技術的な問題があるので採掘しないのかと思っていました。

そうではないようですね。その原因は、資源の存在している位置が、互いの境辺にあるということでしょう。そこで、かつて資源情報が示された時、日本の企業も試掘を国に申請したのでしたが、中国との国境争いを懸念した日本政府が認めなかった経緯があるのだそうです。そんなことをしていたうちに、中国が先行してしまったわけです。中国は「歴史」「靖国」と騒いでいて、日本と話し合いをしない間に試掘を進め、関連区域に軍艦や航空機、潜水艦を出しています。境界線付近は、一触即発のような海域になってしまいました。そんなところに、危険を承知に開発しようとする会社なんて、もはやないですね。(たとえ、自衛隊や海上保安庁が当該区域を警戒にあたったとしても、憲法が「国防」を許してくれていません。)

ところで、世界を見渡すと、境界線の資源発掘問題は珍しい事ではなく、外交官が身を張った外交戦争をすすめて、資源開発に到達しています。つまり、石油獲得には外交手腕が必要不可欠なのですね。しかし、日本の外交官は争いを避け、相手のされるがままです。この傾向は、竹島、北方四島でもみられ、日本の外交官は外国からの日本領土の占拠を許しています。

今後とも、世界的な資源の枯渇が、エネルギー争奪競争を加速させるでしょう。新たなエネルギー創設技術を模索する一方、エネルギーの国際競争に勝つ日本外務省であってもらいたいものです。

日本の産業、経済の国際競争力の低下は、そのまま資源の購買力低下につながってゆきます。金さえ出せばなんでも買えると思っていても、資源の値段は高くなる一方です。それに反して、日本は、少子高齢化、学力の低下、技術の空洞化で、国力つまり「稼ぐ力」の低下が続いています。

今までのような、高い経済力を背景に外交を進める事ができなくなっていることに、外交官には危機感をもってもらいたいものですね。

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国防論

無抵抗主義

むかし、インドのガンジーというひとが、無抵抗主義を唱え、実践し、成果をおさめ、高い評価を得たと言います。

周囲が武装する中、丸腰で抵抗した勇気を称えているようです。

そこで、日本で平和を唱える人たちの中には、武装しなくても平和な独立国家として存在できるという強い信念を持っている人たちがいます。

平和憲法のもと、60年以上も戦争がない日本という国の存在が、それを証明していると言うのですね。

最初から武器を持たず、戦闘意欲そのものがなければ、絶対に周りから攻めてこない、国際法的にもそれが示されていると言うのです。

かつての中国の、人間の本性は善であると言う、性善説を信じて疑わないようです。

それを信じて疑わない人たちは、きっと善い人たちなのでしょう。

逆に、武力で身を守ろうなんて考える人たちなんて、勇気がなくて、人を信じられない可哀想な人たちに見えているのでしょう。

しかし、現実的には、日米安保条約の下、アメリカ軍が日本各地に基地を持ち、核の均衡でかろうじて軍事バランスが保たれています。

日本には自衛隊がありますが、戦闘してはいけないという憲法がありますので、攻められても守ることは出来ません。唯一できることとすれば、自身が楯になることぐらいです。

ところで最近、日本の国防が話題となっています。

在日米軍の再編成。それから明らかになってきた日本の負担。

また、防衛庁の防衛省への格上げ。(民主党の小沢党首も、それに賛成だと言っております)

日本国境の問題。

しかし、一番恐怖なのは、そんなことを話し合っている間に、すでに日本を照準とした中国、北朝鮮のミサイルが発射されたとき。

アメリカ軍による迎撃体制は、まだ確立していないのですね。

誤作動など、間違ってミサイルが発射されて、日本の都心に落ちでもしたら・・・。弾頭が核なら、日本はそれでお終いです。(石原都知事は、そこを指摘し続けています。それに、東京都の太平洋に浮かぶ小笠原諸島や鳥島付近では、中国の原子力潜水艦による領海侵犯が続いているので、都知事が危機感を持つのは当然でしょう)

攻撃され、都心が壊滅して、政府が崩壊した後で、政府機能を地方に分散しておけばよかったなんて、悔やんでも遅いのですね。

そうした可能性が、0ではないから、怖いのです。

しかし、平和論者は、怖くないでしょう。彼らには揺るぎない信念があるのです。

むしろ、怖がっている人が哀れに思えるでしょう。

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残業の割増賃金率を引き上げる ?

残業の抑制に「割増賃金」最低基準を引き上げへ

 政府は10日、一定時間以上の残業に対する割増賃金の最低基準を引き上げる方針を固めた。現行の25%を40%程度にすることを検討している。{【読売新聞 10日】

サービス残業が、恒常化している中、どんなに率を上げても意味がないですね。

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サラリーマンの小遣い

二極化へ

格差拡大社会を反映してか、給与もボーナスも二極化。

そんな中、サラリーマンの小遣いに関するアンケートがまとまったそうだ。

小生が購読している地方新聞によると、消費者金融の“GEコンシューマー・ファイナンス”が、全国の男性サラリーマン500人を対象に、5月上旬にインターネットで“お小遣いアンケート”を実施したそうだ。

その結果、平均は 45,400円。2年連続の増加で、増加額は昨年の2倍なんだそうだ。小遣いが増えた人は、7.2%で、大半は“変化なし”。同社は「個人間で格差か広がった」と分析しているという。

サラリーマンが理想とする小遣いは、平均73,900円だという。

小生の小遣いは、家計からは30,000円が支給され、25年間、固定している。雑収入があるときは、それが小遣いに加算される事もあるので、アンケートの平均額ぐらいでしょう。

チナミニ、ボーナス なんて、この3年間、貰っていない。

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皇居のお堀がオリンピック会場 ?

日本トライアスロン連合が提案

 2016年夏季五輪の国内候補都市に名乗りを上げている東京都に対し、日本トライアスロン連合が皇居の堀でスイムを行うなど、皇居周辺を競技会場とする案を提出したことが7日、明らかになった。
 関係者によると、国際トライアスロン連合のマクドナルド会長が08年夏季五輪に立候補した大阪市の現地視察の際、大阪城の堀で泳ぐ案を思い付いたという。同会長の意向を受けた今回の提案に、日本連合の荒井憲二理事長は「日本ならではの風景で、映像的にもインパクトがある。競技の普及という点でアピールできる」と話した。 
【 6月7日 共同通信 】

外国人そうした発想することは止む終えないにしても、日本人がそれを提案するとは、、、、。
皇居とは本来、静で厳かなところですね。
ましてや、お堀は、人が泳ぐところではないですよね。
確かに皇居は、日本を象徴する場所ですが、競技場ではないですねェ・・・・。

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天の岩戸籠り

「引き籠り」と「待機」

家の中に引き籠ったままの人たちが、問題になっています。

リストラされて、次の機会を窺っている「待機」などと違って、引き籠りしている人は、その引き籠った場所を「安住の地」にしています。

「待機」をしているときは、外部にアンテナを向けて、情報収集する一方、今までの自分を振り返る機会でもあります。

それを例えて「天の岩戸籠り」と、称する人もおります。

この「天の岩戸籠り」は、日本神話「古事記」にみえます。

この天照大神(あまてらすおおみかみ)の事件の解釈には、様々な議論がありますが、とりあえず、天照大神が、弟神のスサノオの命(みこと)の暴挙に対して、「自己反省」をして、国を治めたという解釈が一般ですね。

最初に、こうした解釈の仕方をした人が、禊教の教祖 井上正鐡(いのうえまさかね)といわれております。当初、国学者たちは、井上のこの解釈を支持しておりませんでしたが、その後、碩学らの研究により、支持されるようになりました。

当時の天照大神には、武力的にも絶大な力があったそうです。したがって、スサノオの命を力でねじ伏せるのは容易なことでした。

しかし、そうした武力を使わないで、徹底的に自己反省をして問題を解決した。それが日本の建国の精神だというのです。

諸外国は、戦争をして、国家を統一したのでしたが、日本はそうではなかったというのですね。

日本武尊(やまとたけるのみこと)の東夷は、武力による国家統一ではなかったのか、と言われますが、それはあくまでも「防衛」で、国家統一の大号令をかける途中に、止むを得ず護身のために武力を使ったというのです。

そのひとつが、静岡県静岡市の草薙、そしてその隣の焼津市の名前の由来です。それは・・・

日本武尊が東夷の途中、賊に襲われ、周りから火責めに遭います。そのとき日本武尊は、周囲の草を薙ぎ倒して、そこに「迎え火」を放ち、難を逃れたというのです。

このように、剣は人を切るためではなく、「防衛」をするために使われたのですね。

こうした類の言い伝えは、他にも残っているようですが、手塚治虫の「火の鳥」で描かれているよりも、総じて古代の日本統一は平和的であったようです。

これが、日本建国の精神であり、日本皇室の皇祖皇宗の信仰の基となっていると言われております。

そういうわけで、天照大神の「岩戸籠り」と、現代ニートの「引き籠り」とは、根本的な違いがあります。

ここで注意をしておきたいことは、天照大神には絶大な力がありながら、それを行使しなかったと言うことです。「丸腰だった」から引きこもったのではないのですね。

そこのところを「平和論者」は誤解しているのです。国防には、十分な防衛力と、それが行使できる環境が必要なのです。その上で、国家の統一、安寧を考えると言う順序があります。

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複式でなかったの ?

国家の帳簿が「大福帳」

今月の、『日本よ』 (石原慎太郎) 「国家的無駄遣いの省略方法」を読みました。

すると、国家の帳簿が、複式簿記ではないというのです。

かつての東京都も、複式でなかったので、石原さんがキチンと改めたというのです。

そして、そんないいかげんな状況である事に、国民は怒れ ! と、都知事は言っています。

複式簿記とは、借方と貸し方を並べて、それぞれの額は同じである。試算表がそれですね。

単式簿記とは、収入と支出を出納帳につけるもの。残高がなくなれば赤字に転落します。

小生は、算数が嫌いですので、簿記なんて知りませんが、とにかく家内が青くなっているときが、家計が赤字だろうなんて思っているぐらいです。

そんな私でも、石原都知事の文章を読んで、国の帳簿がそんなにいいかげんなものと青色吐息になります。

昨年、小生は国の財政赤字について、このブログにUPしたことがあり、現在でも御覧くださる人がいらっしゃるようです。

そのなかで、複式簿記だと粉飾しやすい、つまり科目の設定のし方やその評価のし方によっては、どうとでも隠せてしまう。

たとえば、国有林や官邸、公邸など、国家資産の評価額の基準はどうするのでしょうか。

貸借を合わせるために、評価を算定しても、いずれは収支決算をすればパレてしまいます。

官僚に、バランスシートを書かせたら、より複雑なものとなり、わけがわからなくなってしまうのではないかと思うのです。

ですから、単式で出納帳をしっかり付ける方式のほうが、税収を主とする財政にはふさわしい計算の仕方だと思うのです。

公会計簿記は単式簿記によるものと思っていただけに、石原都知事の記事が、いまひとつ分からない。

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世界史教科書を読む

ずいぶんと変ったものです。

子供が高校の社会科で、世界史を選択していました。その教科書が空いていたので通読してみました。

小生も、高校時代は世界史を選択していて、教科書の出版社をみたところ、子供の教科書と同じでありました。(山川出版でした)

そこで、読み比べてみました。

日本史のような大きな変化はありませんでしたが、出版社の編集意図が、より明確に記されておりました。

そのなかで、気になる部分がありました。それはいわゆる「前書き」で、世界史から見た子供の待遇を記した部分です。

子供が利用していた教科書では・・・、

「子供の時間」が確かにあり、近年は「労働」として、そして最近は「勉強」に、人として成長するために大切な「子供の時間」が奪われている・・・と言う感じで記されているのです。

はたして、歴史教科書にそんな記述が必要なのか、その前に、その記述内用が正確なのか、疑問を感じてしまうのです。

そんな具合に、新旧教科書を読み比べることで、いろいろと感ずるところがありました。

学生当時は、1年をかけて勉強したのが、今では1日も使わなくても通読できる事も、発見でありました。

子供の教科書を読む事で、改めて自分の知識の補完ができると同時に、いまの教育の一端を、直接に知ることができます。

ある意味、週刊誌などよりも面白いかもしれません。

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東京地検が村上ファンドを捜査

マネーゲーマー・村上ファンドとは何か?

いわゆる村上ファンドの正式名称は、「M&Aコンサルティング」。創業者は村上世彰氏ですが、代表者ではなく、取締役となっています。しかし実質的な経営者は村上氏でしょう。

村上氏は、1999年に通産省のキャリア官僚を退職し、M&Aコンサルティングを立ち上げました。彼の手法は、敵対的株式公開買い付け(経営者の同意なしに株式公開買い付けをすること)で、話題を集めました。

以後、もの言う投資家として、日本の株式市場にアングロサクソン的な資本主義原理を導入。そして、実力がありながら評価の低い企業をターゲットに買収工作を進めていきました。

ニッポン放送(2003年)、大阪証券取引所 (2004年)と、たて続けに巨額の株式の買収を進めて大きな成功を収め、現在の運用資産規模は凡そ2000~3000億円に膨れ上がっているといいます。

開業当初の運用資金は、村上氏の支援元企業となるオリックス などから調達されたものとみらています。オリックスは「M&Aコンサルティング」に出資すると同時にファンドそのものにも約100億円前後の投資を行っていました。(現在は、出資金に関しては引き上げているといいます)

従来の社会主義的性質が強かった日本経済に変容をもたらすものとして、彼の手法は市場でも高く評価されました。

しかし一方では、村上氏の手法を非常に嫌う人もいました。特に阪神株買収にあたっては、買収を進めると同時に阪神球団の上場させる考えがあることなどを発表し、マスコミにも積極的に姿を現してくるようになりまた。

こうして市場では、世間を騒がすことによって買収を仕掛けて企業の株価を吊り上げ、売り抜けを行う、単なる投機屋ではないのかという風評が強まっていきまた。

もし新聞報道が事実だとすれば、村上氏の風評(悪評)は、あながち見当はずれではなかったと言えそうですね。

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「丸なげ、丸のみ」

どうした、自民党 ?

メール問題でガタガタだった民主党が、小沢党首に代わってから快進撃です。

「共謀罪」法案成立を目指す自民党。その自民党が民主党案を「丸のみ」しようとしました。

ところが、危惧感を抱いた民主党は審議拒否。結局、今の国会での成立が困難となり、先送りの公算が強くなりました。

自民党は対案を「丸のみ」することによって、「成立」という目的を達成しようとして失敗 ? 。小泉政権の安泰な花道計画に、陰りが出てきた感じです。

しかし、そんなことよりも、自民党の「主体性」を疑います。

今年度にはいり、安倍官房長官が、自らの下に政策研究会を発足させたことに、自民党の政調会長が「屋上屋」を作るようなものとして、不快感を表した事がありました。

つまり、政策そのものを自民党で決めないで、「アウトソース」に頼ろうとするものですね。実はこれ、官僚政治形体に対する「逆襲」との見方がありました。

今までの政治は、官僚が「立案」に強く係ってきました。ところが、官僚が余りにも強くなりすぎて、その弊害が明かになってきたので、どうしても「官僚離れ」をして、構造改革を断行しなくてはならないわけですね。そのためには、官僚に代わる新たな政策立案システムが必要となったのです。

ところが、従来の自民党の政務調査会は、いわば族議員の集合体で官僚との癒着が強く、そのままでは「官僚離れ」が出来ないのですね。そこで、安倍官房長官が政策の立案のための「官僚離れ」したあらたな私的諮問機関を設けたわけです。

それはそれでよいのですが、肝心要(かんじんかなめ)の政策の立案から作成までを「丸投げ」するという体質は、変わっていないのですね。つまり、アメリカ式のブレーンを活用するのとは意味が違うのです。要するに、参考のためにアウトソースを活用するのではなく、立案そのものを外部委託しようとするものです。

そうした体質が、今回の「丸のみ」という行動に反映したとも言えるのではないかと思うのです。

いままでリーダーシップを取ってきた小泉さんは、既に後継者レース観戦を楽しんでいる様子です。

リーダー不在の自民党は、さながら「烏合の衆」のような有様です。自ら責任を持って言動する人がいないのですね。

そこで、民主党の小沢さんが台頭してきたわけです。もしかしたらこの調子で行けば、ホントに今秋「小沢内閣」が誕生し、安倍内閣はシャドウとして下野しているかもしれませんね。

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偽・監視員

改正道路交通法

今日かChuら施行されますね。

全国全ての警察署が、駐車違反の取締りを、民間に業務委託しているのではないそうです。

小生の住んでいるイナカの警察署では、民間に業務委託はしていないそうですが、隣の街に出るときは、気をつけたいと思います。

ところで、昨夜のテレビを見ていると、業務委託する業者の中には、駐車場業者もあり、その場合、駐車違反の取締りが、そのまま駐車場斡旋など、本業 ? の営業活動に利用される懸念があると指摘していました。

しかし、小生はそれよりも「偽・監視員」が、発生しないか心配です。

いままで、駐車違反の取締りに遭ってしまった人の中に、取締り警官を買収しようとする人が結構多かったようですね。駐車違反した人が、買収行為をして、逮捕された人が報道された事もありました。

小生も、高級車に乗っているご婦人が、ミニパトのお姉さんと交渉している姿をよく見かけます。(恐らく、交渉は成立していないと思いますが・・・)

ところで、今回の改正にあたり、マスコミでも駐車違反取締りの様子を詳細に報道していました。そして、取締りに使う「道具」も詳説しており、写真も公表されています。

小生は、そうした報道から、「道具」を揃え、民間委託員に成りすまして、買収行為を誘い込むような犯罪が増えるのではないかと危惧するものです。

つまり、民間委託員を模倣して、駐車している車両を見つけて、取締りをしている格好をするわけです。

駐車違反のステッカーをフロントガラスに貼る前に、ドライバーが戻れば、警告で終わります。

そこで、そうした制度を悪用して、違反ステッカーを貼る時に、その車のドライバーが戻った時が、似非委託員の商売のチャンスです。なかには驚いて、「委託員」に「交渉」を持ちかけるドライバーもいるかもしれません。

IDカードも公表されてしまっていましたから、ニセモノに成りすます事は、たやすい事だと思います。

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