« 郵政民営化後の定額貯金は見直す方向 | トップページ | <上映禁止>中国で「SAYURI」 »

学統

学問の系統

皇位継承問題が話題となり、ここ最近「日本の伝統」とか「万世一系」なんて言葉が、ブログの間で舞うようになりました。

先日、大学で歴史の教鞭を執っている友人と話していましたら、「学統」という言葉が出てきました。

「ガクトウ」 ? 。中国の新興宗教のことかと思ったら、彼らセンセイには「学統」なるものがあるのだそうです。なんでも、その人が研究している学問の系統なんだそうです。(学閥とは、また違ったものなのだそうです)  つまり、武道とか茶道などの「流派」みたいですね。

さて、最近でこそ、義務教育などで、一般の人が、一般的な学問を学ぶことができていますね。

ところが、昔、義務教育以前は、学問をしたい人の中でも比較的裕福でないと、学問を学べなかったそうです。

当然、検定した教科書なんてものもなく、先生が作ったものとか、先生の選んだものを写して自分の教科書としていました。

それよりもまず、先生選びから始めなくてはなりません。入門するわけですね。(ですから、日教組の先生に当たるという不幸なことはありませんでした。・・・あつ、そのころ日教組なんてなかったか・・・)

いまでは、大学に入って、はじめて先生のゼミにつくわけですが、その先生の学問のルーツを「学統」というのだそうです。

江戸時代の国学者にも、いろいろな学統があったそうです。そして、その学統の系列に属していないと、本も書けなかったそうです。(発言権すらなかったようです)

私みたいなものがこうして皇位継承問題に意見を書けば、江戸時代なら、無視されるでしょう。万一、相手にされても、まづ題名を変えさせられたり、内容を訂正させられるなど、徹底的な攻撃に遭ったそうです。また、明治時代なら、憲兵がきて、牢屋に入れられて、拷問され、処刑されたかもしれません。

ところが、現代は、自由にパソコンで全世界に自分の意見を発信できます。もちろん攻撃を受けることもありますが、訪問者 0 なんてこともあります。

とにかく、こうして言論の自由を謳歌しています。(ありがたいことです)

学統に属している限り、理論の飛躍はそう簡単にはできないそうですが、空論になったり、大海をさまようことはないそうです。

今回の小泉首相の私的諮問会議では、そうした、学統の意見も排したようです。

つまり、男系を主張する人たちは、昔から確固たる論陣を張っていて、議論する余地さえないようですね。(最初から男系ありき・・・では、話し合いにはならないですね)

ところが、女系容認派は、男系でも女系でもどちらでも構わないというスタンスを取っているので、主張もなければ論陣も張っていない、つまり論戦するつもりなんて最初からないわけですね。

ですから、「有識者」会議のメンバーは御覧の通りですね。最初から「伝統」とか「学統」なんて眼中になかったようです。

いままでさんざん論じられてきた国体論を会議の議題に載せれば、「男系」以外の結論は出ないでしょう。それを避けたのでしょうね。

|

« 郵政民営化後の定額貯金は見直す方向 | トップページ | <上映禁止>中国で「SAYURI」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/131161/8299148

この記事へのトラックバック一覧です: 学統:

« 郵政民営化後の定額貯金は見直す方向 | トップページ | <上映禁止>中国で「SAYURI」 »