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NHKの情報操作

イギリスBBCから何を学んだか

最近のNHKの一連の不祥事。それによってNHKの放送姿勢が国民から問われています。受信料の不払い件数の増加がそれを示していると思います。その視聴者の問いにNHKは誠実に応えているでしょうか。

ところで、受信料を視聴者から徴収する日本のNHKとイギリスのBBCは、公共放送として共に80年以上の古い歴史を持っています。そして、共に経営危機を経験しています。ですから、なにかと比較されるわけですね。

BBCが経営危機を乗り越えた背景には、体質の合理化と共に、受信の支払いが利用者の義務になっていて、支払わないと罰せられます。したがって比較的安定した収入が保証されていると言えます。

NHKの受信料徴収には罰則規定がありません。また、支払いの対象も明確でないため、受信料の支払いに不平感を持つ人が多いのも事実ですね。したがって、不払い世帯が増えた原因もそうした要素が重なった結果と思われます。

そこで、NHKはBBCのように、強制的に受信料を徴収しようと目指していますが、それを実現させるためには、難しい問題を解決しなければなりません。

たとえば、受信料を広く国民から徴収する限りは、誰もが認める中立性を保たなければなりません。つまりNHKが公共放送である以上、中立・中正な立場を堅持しなければならないわけです。そこでNHKは、何を基準にして中立・中正であろうとしているのでしょうか。

公共放送の立場として、報道の正確さは、勿論言うまでもありません。間違っても事件を捏造したり、歪曲して伝えてはいけませんね。

しかし、事実を伝えるに当たり、その表現方法が問題になります。同じ事象でも、立場の異なる人が聞けば、その印象が正反対なことがあります。特に、戦争とか訴訟などのように主義・主張が対立していたり争っていた場合は、その報道の仕方によってはどちらかに偏った印象を与えてしまいます。これはやむをえない部分も認められると思います。

したがって、そうした勢力に偏らないためにも、独立した存在、常にニュートラルであることを意識して報道しなければならないと思います。

それとともに、NHKの場合は、日本の国民に支えられた公共放送ですから、日本の国益に立脚した放送でなければならないと思います。

例えば戦時のように、どこかの国と対立している場合は、自国の主張を支持する立場を取らなければ、情報戦争には勝てません。

したがって、平時でも、あくまで正確な報道をする一方、常に国益を考えた報道姿勢をとることが必要だと思います。

ところが、最近のNHKの報道を見ていますと、どこの国の報道機関なのか耳を疑うことがあります。

特に、中国とか朝鮮半島といわれる特定アジアに関する報道は、どこの国の国民から受信料をもらっているのか分からない報道表現をしています。

たとえば、首相の靖国神社参拝を例にとって考えてみます。

首相の靖国神社参拝の是非については、日本国内でも様々な意見が認められます。したがって、対立した意見があるなか、偏った報道には細心の注意が必要です。

ところが、NHKも一部新聞社と同様に「小泉首相の靖国神社参拝でギクシャクした日中関係を打開するため・・・」などと言い出します。
まるで、小泉首相が問題を起こしたかのような表現ですね。
こんな出だしをするから、おおくの国民までもが、まるで小泉首相が靖国神社を参拝して中国などに迷惑をかけているかのような誤解をしてしまうのです。
「首相の靖国神社参拝を問題化する中国に対して・・・」と、なぜ正確に言え
ないのでしょうか。

こうした国益を損ねた偏った報道をする限り、NHKの受信料不払いは拡大の一途を辿ると思います。

また、他に、たとえば皇室に対する報道も、最近のNHKは尊敬の念を損ねていて、それが日本国民の琴線に触れているところがあると思います。

度重なるアナウンサーの敬語の誤った使い方は呆れるばかりですが、昨年の黒田さん夫妻の結婚式の報道のときのように、NHKが皇室に不敬を示したことには、一国民として怒りにたえません。それについて、いまだにNHKから視聴者に謝罪の一言もありません。

その日、国民一同、民間に嫁がれる一人娘の清子さんを思う、天皇、皇后両陛下のお気持ちには、察して余り余るものを感じていたはずです。

天皇陛下は、民間人の父親のように清子さんをエスコートできません。そのかわりに、御所からホテルまでの間に清子さんが乗るお車を、陛下専用車をお当てになりました。陛下にできる精一杯のお気持ちでした。

そこで、宮内庁は、そうした天皇陛下のお気持ちを尊重して、静かに送って欲しいと、報道機関に、上空からのヘリコプターの取材を自粛するように求めました。

民間報道機関が、その宮内庁の要請に応えているのに、独りNHKは当日、バリバリやっていました。

当然、宮内庁は遺憾の意を表明。その後のNHKの結婚式の取材を拒否し、共同カメラを残してホテルからNHKを締め出しました。

後日、NHKは言い訳だけを言って、謝罪らしい謝罪はしていません。

そうしたNHKの態度が、多くの国民から不信感を募らせている原因の一つになっていることも分からないようです。

このように、NHKが一般国民としての良識から離れているのにもかかわらず、受信料を国民から強制徴収しようとすることは、無理があるのではないかと思います。

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コメント

皇室の話題に比べて随分卑近な話題になりますが,私は紅白歌合戦を見て,NHKの公共性に対する姿勢に関し不満を持っています。
みのもんたの司会を始め,仮面ライダーが出てきたり,ゴリエが出てきたり,昨年はオレンジレンジの歌や波田陽区の応援ネタなども非常に不快でした。(波田陽区は嫌いではないのですが)
「NHKもお堅くないですよ」とアピールしたいのでしょうが,通すべきスジは通して欲しいと思います。

投稿: WontBeLong | 2006年1月 8日 (日) 16時17分

WontBeLong さま、コメントありがとうございます。
ことしも、よろしくお願いします。
昨年のNHK紅白歌合戦は、目標の50%の視聴率を獲得できず、その責任を取って、担当プロデューサーが髪を切ったそうですね。
視聴率至上主義に陥っているNHKを象徴した出来事だとおもいます。

投稿: masasan | 2006年1月 9日 (月) 00時36分

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